アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使は、今年4月、モルドバを訪れます。 「モルドバ…」 どこにある国かご存知ですか? 「アフリカ?」という答えが一番多いのですが、実は、中央ヨーロッパの国です。 北と南をウクライナ、西をルーマニアと接する、人口427万人、面積が日本の11分の1ほどの小国です。もともとソ連邦に含まれていましたが、1991年に独立。将来的にはEU加盟を目指していますが、その経済状況は非常に深刻です。全人口の58%が貧困の中で暮らしていると言われ、ヨーロッパの最貧国に位置付けられています。 その結果、総人口の4分の1がかいがいに出稼ぎに出かけています。その中には、だまされて人身売買の犠牲となる子どもや女性も少なくありません。 拡大EUの発足が5月1日に予定されていますが、その影で、経済格差の広まりによる貧しい国から豊かな国へのヒトの売買も深刻化しているのです。 子どもたちは、今、どんな生活を送っているのか。何が子どもたちの生活を脅かしているのか、アグネス大使の視察とその後の報告にご期待ください。 |