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世界の子どもたち

J8日本代表、安倍総理大臣を表敬訪問
「日本の代表として、一緒に頑張ってきましょう!」

安倍総理(中央)を囲むJ8日本代表チームとアグネス・チャン日本ユニセフ協会大使(安倍総理右)、下村内閣官房副長官(同左)、J8共催者の堀田モルガン・スタンレー証券会長(写真左前)と早水日本ユニセフ協会専務理事(写真中央後)

【2007年5月30日 東京発】

ドイツ・バルト海沿岸の町、ヴィスマールでのJ8サミットの開催まで1週間を切った29日、J8日本代表チーム「HIROGAKU EIGHT」(広尾学園 東京都港区)の8人が、アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使とともに安倍晋三総理大臣を訪問。J8サミットに向けた決意を伝えました。

ユニセフがその実現を目指す「子どもの権利条約」が唱える権利の一つ、「子どもの参加」の具体的な形の一つであるJ8サミット。アグネス・チャン大使からは、「日本の代表の子どもたちや、世界中から集まる子どもたちの声を、是非G8の議論に反映させてください」とのメッセージが、安倍総理に伝えられました。

J8代表チームのメンバーは、緊張しながらも「J8で頑張ってきます」と決意表明。安倍総理から、「日本の代表として一緒に頑張ってきましょう!」「J8の議論の結果も、是非聞かせてください。」とのエールがおくられました。

安倍総理への表敬訪問に先立ち、J8代表チームは、外務省を訪問。今年のJ8サミットの議題となる「アフリカにおける経済発展の展望」「HIV/エイズ」「気候変動とエネルギーの効率性」「知的財産所有権と企業の社会的責任」について、各分野の専門家の方々から講義を受け、J8サミットに向け準備も万端。6月2日、ドイツ・ヴィスマールに向け、日本を出発します。

J8サミット・・・受け入れ準備進むヴィスマール

【5月29日 ドイツ・ヴィスマール発】

J8サミットまであと一週間。メインの会場となるドイツ・ヴィスマールでは、着々と準備が進んでいます。

写真奥に見えるガラス張りの建物がJ8サミットのオープニングセレモニーが行われるテクノロジーセンター。ここは7日のG8首脳夫人らとの面会会場としても予定されています。

このセンターに併設されている研究棟の一室に、ユニセフの現地準備室が設けられています。今週金曜日(6月1日)には、このオフィスの目の前に各国のJ8代表チームが宿泊する帆船が到着する予定です。

   
事務所の窓から。ちょうど今船が見える場所あたりに、J8の帆船が停泊する予定

帆船は、先週土曜日に最終チェックを終え、出港準備は完了。乗組員の方々もJ8代表チームの到着を心待ちにしているそうです。

そしてこちらがJ8サミットのメイン会場Zeughaus。以前は武器庫だったこの建物は、今は市の図書館として地元の人々に親しまれています。中に入ってみると、入り口には昨年ロシアで行われたときのJ8サミットの写真がずらり。市全体がJ8サミットの開催を大歓迎してくれていることがわかります。

6月3日のオープニングセレモニー当日は、朝7時から、休日を返上して、ヴィスマール市の職員の皆さんが式典の準備をしてくださる予定です。ヴィスマール市では、市長を筆頭に職員の方々が、これまでにも日常業務の傍ら、全くのボランティアでJ8サミット準備を手伝ってくださっており、セキュリティーの強化やJ8開催期間中、参加者の子どもたちが自由に使えるように、当初の予定を前倒しして新しいコンピューターを導入するなど、J8開催にあたり、全面的に協力してくださっています。

今一番の心配はJ8期間中の天気。先週から雨が降り続き、今日も朝から雷がとどろいています。J8準備に奔走するユニセフ関係者やヴィスマールの人々は、J8本番までには何とか止んでほしいと願っています。

■J8 ジュニアエイトサミットとは?

世界で最も影響力のある8カ国の首脳が集まり、様々な国際問題を討議するG8サミット。Junior 8(J8) は、G8と平行して開催されるG8の公式ユースプログラムです。 J8には、G8国と開発途上国の13歳〜17歳の若者たちの代表が参加。1週間あまりG8の議題について討議し、まとめられた意見は、G8首脳陣と全世界に向け発表されます。J8は、若者に、様々な問題について考え、話し合うだけでなく、国際的な舞台で行動する機会を提供します。今年で3回目となるJ8は、2007年6月3日から9日まで、ドイツのヴィスマールで開催されます。

J8 は、ユニセフ、モルガン・スタンレー、G8議長国の共同事業です

Morgan Stanley UNICEF

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モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーは、投資銀行、証券、資産運用、ウェルス・マネジメント、クレジット・サービス事業において多岐にわたるサービスを提供する世界有数の総合金融サービス企業である。世界31カ国にある600以上のオフィスを通じて、法人、政府、機関投資家、個人に質の高い金融商品およびサービスを提供している。モルガン・スタンレー・インターナショナル基金は、モルガン・スタンレーの欧州における慈善事業のためのチャリティ基金として1995年に設立され、イングランドおよびウェールズの社会福祉委員会に認定チャリティ団体として登録されている。同基金の寄付の対象は、モルガン・スタンレーが拠点を持つ欧州および南アフリカにおいて地域貢献活動を行っている非営利団体が中心となっている。支援活動は、健康や社会福祉を含むすべての分野において行っているが、特に、教育、職業訓練、雇用などの分野に注力している。

ユニセフ(国連児童基金)

ユニセフは、150以上の国と地域で、生誕から青年期まで、子どもたちの命と健やかな成長を守るために活動する国連機関である。ユニセフは、開発途上国で予防接種の普及活動を進める世界最大の機関であり、男女を問わず全ての子どもたちに保健や栄養、水と衛生、教育などの基本的なサービスを普及し、暴力や搾取、HIV/エイズの脅威から保護するための様々な支援事業を展開している。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金でまかなわれている。

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