メニューをスキップ
HOME > 世界の子どもたち > ストーリーを読む
財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

日本政府、最も脆弱で緊急の支援を必要としている子どもたちへ人道支援を決定
ユニセフを通じ35の国と地域に1億8,950万ドル(約173億円)

【2013年3月14日 東京発】

© UNICEF/THE DEMOCRATIC REPUBLIC OF THE CONGO

日本政府はユニセフに対し、設立以来67年の歴史上で1回の拠出としては最大規模の緊急人道支援を拠出しました。この日本の補正予算からの1億8,950万ドル(約173億円)に上る支援は、35の開発途上の国と地域における最も脆弱な子どもたちを対象とした人道支援活動に活用されます。

支援総額の8割以上にあたる1億5,390万ドル(約141億円)は、アフリカ29ヵ国での支援活動に使われます。残りの3,560万ドル(約33億円)はアフガニスタンおよびシリア危機の影響を受けているイラク、ヨルダン、レバノンを含む中東5ヵ国に充てられます。

© UNICEF/LIBERIA

「この並々ならぬ規模のご支援は、まさに日本の政府と国民の皆様の寛大な人道精神の現れです。日本の人々のご支援は、紛争や様々な困難に耐えている何百万人もの子どもたちの生活や人生をよりよいものに変えていくでしょう」と、ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは述べています。「自国が困難な状況に直面している時でさえ、日本人の寛大さは失われていません。1億8,950万ドルは非常に大きな金額ですが、その重要性は支援の規模にはとどまりません。この拠出が意味するのは、子どもたちが教室で学ぶことのできる環境をつくり、緊急の支援を必要としている子どもたちにポリオワクチンや抗レトロウィルス薬、安全な水やその他多くのものを届けることができるということなのです。日本の皆様には、この支援が子どもたちの生活や人生を変えることができるという事実を、誇りに思っていただきたいと思っています」

今回の人道支援は、不安定な状況の国々で、最も弱い立場に置かれた子どもたちに対し、栄養、保健、教育、子どもの保護、水と衛生といったユニセフの主要な活動を実施するために使われます。例えば、今回の支援のうち2千万ドルを用いて、ユニセフはアフリカ11ヵ国でマラリア予防のための取組みを促進します。

2013年に入ってからの日本政府のユニセフに対する支援額は、現時点で合計約2億1,900万ドル(約200億円)に上っています。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る