ガザ人道危機
緊急募金

命の危機にさらされる
ガザの子どもたち
日本ユニセフ協会へのご寄付は税額控除の対象となり、
約40%が所得税から控除されます。

この紛争で人道支援を
必要としている子どもの数
1 5 5 ※ガザ地区およびヨルダン川西岸地区、2024年10月現在

2023年10月以降、中東・パレスチナの全長72.6キロメートルの国境の壁に閉ざされたガザ地区では、連日続く砲撃により人口の85%以上にあたる190万人の住民が強制退去を経験し、つらい避難生活を強いられています。

ガザ地区の医療施設の80%以上は損壊、医療システムはほぼ機能不全状態であり、給水施設や電力・通信網など、生きるために不可欠な社会インフラも破壊されてきました。人口の90%以上が深刻な食糧不安に襲われている中、生活必需品の価格は250%上昇するなど、パレスチナの経済は崩壊状態です。

激化する紛争により4万2,000人以上の尊い命が奪われ、9万7,000人以上が負傷し、その半数は女性と子どもたちが占めています。劣悪な衛生環境下で疾病のリスクが高まる中、脱水症状、栄養不良などで命は常に脅かされ、かろうじて生き延びている子どもたちの多くも、一生消えることのない心や身体の傷に苦しめられています。また戦闘の激化以降、すべての学校は閉鎖されたままで、子どもたちの教育の機会も奪われています。

ガザ地区では25年ぶりにポリオ感染が確認され、ユニセフ及びその他支援機関の連携の下、ガザ地区全域で10歳未満の子どもへの予防接種が実施されました。今後もできる限りの支援を提供しながら、ユニセフはその他国連諸機関ととともに、長期的で持続可能な停戦を求め続けます。

2024年の活動計画

ユニセフは、ガザ地区全域で子どもたちの切実なニーズに応え続けています。しかし、支援活動は、ますます困難で危険なものとなっています。ユニセフのスタッフはガザの南部地域にとどまり、支援を必要としている子どもたちへの支援を続けています。ガザへの検問所が断続的に開かれ、人道物資が搬送されていますが、急増するニーズには足りません。

ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、継続的な人道的停戦を実施し、人道支援が安全かつ妨げられることなく、必要としている人々に届けられるようにすることを強く求めています。

  • 150万人分の医療品を提供する
  • 210万人に安全な水を届ける
  • 29万人の子どもと保護者に心のケアを行う
  • 22万人以上の子どもに学習教材を提供
  • 5万5,000人以上の乳幼児に急性栄養不良の治療を行う。

パレスチナの人道的状況に対応するため、ユニセフは、5億2,610万米ドル(約833億円)の資金を必要としています。この資金は、ガザ地区とヨルダン川西岸地区における、水と衛生、保健、子どもの保護、教育支援の継続、および家族が切実に必要とする物資を手に入れるための多目的現金給付支援の提供に用いられます。(2024年9月時点、1米ドル140円で計算)。

日本ユニセフ協会では2023年10月14日より「ガザ人道危機 緊急募金」の受付を開始し、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区で紛争の影響を受けている子どもたちを支援するための寄付を呼びかけています。

支援ハイライト ユニセフの支援状況

ユニセフはこれまでにガザにおいて、子どもとその家族に以下の支援を届けることができています。

  • 子ども80万人以上を含む約200万人に安全な水を届けました。
  • ガザ地区全域で10歳未満の子ども約56万人にポリオ(小児麻痺)ワクチンの接種を実施しました。
  • 25万人以上に医薬品を届けました。
  • 仮設学習スペースを39か所設置し、子どもたちに教育の機会と心のケアを提供しました。
  • 8万人以上の子どもに個別学習教材を配布しました。
  • 必要な生活物資を手に入れられるよう、人口の3分の1を超える86万人以上に現金給付支援を提供しました。
  • 1万人以上の5歳未満の子どもたちに高カロリービスケットや栄養補助食品を提供しました。
安全な水、保健・医療物資の提供

命のインフラを止めない

ガザ地区南部に届いた海水淡水化装置。ユニセフは、壊滅的な被害を受けたガザ地区の給水施設のうち、かろうじて機能している施設を止めないよう、さまざまな物資や技術を提供し、約80万人の子どもを含む200万人以上に安全な水を届けています。

安全な水、保健・医療物資の提供

子どもたちの安全を第一に

ユニセフのブレスレットを身に着け、束の間の笑顔を見せる避難所の子どもたち。ブレスレットにや子どもの名前や親の連絡先などが記され、避難中の子どもが家族とはぐれても危険な目に遭うことを防ぎます。すでに10万人以上に配布されています。

あなたのご支援が
子どもたちの命を守ります

ユニセフは、ガザの子どもたちが命を守られ、学ぶ権利や遊ぶ権利が奪われないよう、そして尊厳のある生活が過ごせるよう活動を展開しています。こうしたユニセフの活動の中で、皆さまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。

3,000円

5,000円

10,000円

30,000円

50,000円

3,000円のご協力で、たとえば

3つの病気から子どもを守る予防接種用ワクチン121回分に変わります。

子どもの栄養状態を改善する高エネルギービスケット4,251袋に変わります。

5,000円のご協力で、たとえば

子どもたちの栄養を補う高エネルギービスケット454袋に変わります。

包帯や消毒液、鎮痛剤などが入った救急医療品キット1セットに変わります。

10,000円のご協力で、たとえば

子どもを寒さから守る大きめの毛布15枚に変わります。

赤ちゃんや子どもたちを寒さから守る、大きめの毛布14枚に変わります。

30,000円のご協力で、たとえば

石けん・浄水剤・洗面用具・貯水容器などが入った衛生キット5世帯(1カ月)分に変わります。

避難生活に欠かせない衛生用品のセット4世帯(1か月)分に変わります。

50,000円のご協力で、たとえば

どんな場所でも授業が開ける「箱の中の学校」2クラス(生徒80人)分に変わります。

傷ついた心をいやすレクレーションキット2セット(180人分)に変わります。

※ご寄付の金額は任意です 
※2024年1月現在 1米ドル=140円で計算 
※輸送や配布のための費用は含みません。

ユニセフについて

ユニセフとは世界の子どもたちの命と健康、権利を守る
ユニセフ(国際連合児童基金)とユニセフ協会(国内委員会)は、約190の国と地域で、子どもたちの命と健康、権利を守るために活動しています。活動資金はすべて、個人、企業、法人・団体の皆さまからの民間募金、各国政府からの任意の拠出金に支えられています。民間募金は32の国と地域にあるユニセフ協会等からユニセフ本部に送られます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、子どもたちのための活動を行っています。
日本ユニセフ協会の支出内訳日本は世界トップレベルを維持
日本ユニセフ協会の支出内訳(2023年公益目的事業会計)
日本ユニセフ協会は、日本の皆さまのあたたかいご支援のもと、当協会のユニセフ本部への拠出額と拠出率は、毎年、世界32のユニセフ協会(国内委員会)の中でトップレベルを維持しています。
収支と活動について詳細をご報告しています。 >
日本ユニセフ協会の支出内訳(2022年公益目的事業会計)
  • ※1 新公益法人会計基準に則り、公益目的事業会計に配賦されている、事務運営費(正味財産増減計算書の光熱水費、火災保険料、施設管理料、建物減価償却費、什器備品など減価償却費)及び人件費(給料・報酬、福利厚生費、退職給付費用、賞与引当金繰入額)。
  • ※2 2023年のユニセフ本部への拠出金26,600,000,000円は、公益目的事業会計の経常費用計30,770,114,450円の86.4%、ユニセフ募金30,675,892,252円の86.7%にあたります。
  • ※3 ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動。
    なお、全てのユニセフの親善大使は無償でユニセフの活動を応援してくださっており、報酬はお支払いしておりません。
監査報告書
(公財)日本ユニセフ協会は、監事及び会計監査人の監査を受けています。

よくあるご質問

どのような支払い方法が利用できますか?
1回(都度)のご寄付は、当協会ホームページからクレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニエンスストアを通じてご寄付をお受けしております。
インターネット募金ご利用ガイド>

また、郵便振込でもご送金いただけます。
領収書はもらえますか?
はい、特に領収書不要のご連絡をいただかない限り、ご寄付のお申込みごとに入金確認後、領収書をお送りしています。郵便振込の場合で、お手元にお届けするまでに約3週間ほどかかります。なお、クレジットカードによる募金はお申込みから約2〜4カ月、Amazon Payの場合はお申込みから約2〜4週間、コンビニエンスストア・携帯キャリア決済・インターネットバンキングからの募金の場合、お支払日または、決済日の翌々月初めになります。
寄付したお金のうち、いくらが現地に送られているのですか?
ユニセフの活動はすべて、民間の皆様からの募金と各国政府の任意拠出金によって成り立っています。各国内委員会が皆様からお預かりしたご寄付は、ユニセフ本部との協定により、世界の子どもたちへのより大きなご支援につなげるために、お預かりするご寄付の最大25%の範囲内で、募金活動 (領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・啓発活動など、日本国内での活動に関わる費用に充てさせていただいております。2023年度は、皆さまからお預かりしたご寄付の86.7%がユニセフ本部に拠出され、子どもたちを支援する活動にあてられました。詳細はこちらの収支報告をご覧ください。
寄付金控除の対象ですか?
はい。日本ユニセフ協会への寄付金は税額控除の対象となり、年間寄付額-2000円の40%が所得税額から控除されます。例えば、10,000円のご協力で、年間最大3,200円の所得税が控除されます。源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。
詳しくはこちら>

あなたのご協力が子どもたちの命を守ります。
ガザ人道危機 緊急募金へのご協力を
よろしくお願いいたします。

全国の郵便局窓口からも
ご送金いただけます。

郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:
公益財団法人 日本ユニセフ協会

  • ※通信欄に「ガザ」と明記願います。
  • ※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。(現金でのお支払い時の加算料金ならびに硬貨取扱料金含む)
  • ※口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
  • ※口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。
また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
詳しくはこちら >

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