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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第10報
海外からの支援物資 まもなく到着

【2011年3月22日 東京発】

© UNICEF/NYHQ2009-1037/Markisz
箱の中の幼稚園(早期幼児開発キット)。

本日(22日)、第一便として、デンマーク・コペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センターから「箱の中の学校」、レクリエーション・キット、「箱の中の幼稚園」(ECD(早期幼児開発)キット)等のユニセフの緊急支援物資が発送されました。

レクリエーション・キットと「箱の中の幼稚園」は、いずれも被災地の自治体からの要望に応えたもの。レクリエーション・キットにはフリスビー、縄とび、サッカーボール、バレーボール、笛、小黒板とチョークなど、1セットにつき子ども90人分の運動用具や遊び道具が入っています。「箱の中の幼稚園」は、0〜6歳の子どもの発達に合わせた37種類の教材や遊び道具を同梱。1セットで約50人が利用できます。

被災地では、子どもたちがストレスや恐怖を内に抱えてしまうことが多く、その心理社会的な支援を行うことは重要です。こうした支援物資は、緊急下の子どもたちに安らぎを与える一助となるはずです。

パートナー企業より寄贈いただいた支援物資到着

© 日本ユニセフ協会/2011/K.shindo
宮城県松島町内の給水の様子。

また、飲料水をはじめ、必須支援物資が不足している被災地に、VanaH株式会社様より寄贈頂いた飲料水20トン分の内、最初の6トン分が、本日(22日)、パートナー団体(立正佼成会)の協力により、岩手県釜石市に到着。こうした支援物資を利用して、子どもたちの心のケアにも生かされる予定です。また、更なる支援物資調達の準備が急ピッチで進められています。

また、本日現地入りする日本ユニセフ協会のスタッフが、一足早く、「箱の中の学校」と「箱の中の幼稚園」のサンプルを福島の被災地へ届ける予定となっています。

日本ユニセフ協会は、緊急支援を行うとともに、引き続き新学期に向けた学校再開、子どもたちの心理的ケアのための支援を継続的に行います。