故ジョージ・ハリスンの歴史的チャリティーライブ『コンサート・フォー・バングラデシュ』DVD/CD発売アーティスト印税の全額が「ユニセフ・ジョージ・ハリスン基金」を通じユニセフ支援に。 瞳に悲しみをあふれさせた友達がやって来て「助けが欲しい」と僕に訴えたんだ。
1971年、バングラデシュでは、パキスタンからの激しい独立運動の中、何百万もの避難民が、飢餓、病気、洪水に苦しみ、多くの子どもたちが、世界にその存在を知られる事無く命を落としていました。 そんな窮状を訴えるミュージシャン、ラビ・シャンカール氏の声に応えたハリスン氏は、リンゴ・スター、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンをはじめとする多くのミュージシャンの参加を得、1971年8月、ニューヨークで ”The Concert for Bangladesh”(バングラデシュ難民救済コンサート)を開催。コンサートの収益、レコードの売り上げ、コンサートの記録映画の興行収入等、1,500万ドルがユニセフに寄付されました。 「ライブ・エイド」(1985)年などの大規模チャリティー・コンサートの原型となったこのコンサート。アナン国連事務総長も、その歴史的意義を高く評価。世界中のアーティストに、こうしたチャリティー・イベントに積極的に参加するよう呼びかけています。 生前、このコンサートの記録映画をリメイクし、公開したいと考えていたハリスン氏。オリビア夫人はその遺志を継ぎ、この「歴史的コンサート」を再び世界の「忘れられた子どもたち」を救う機会としてユニセフに提供。DVDとCDの収益の窓口「ユニセフ・ジョージ・ハリスン基金」が設立されました。 世界で販売される「コンサート・フォー・バングラデシュ」DVD/CDの売上からアーティストが得る印税の全ては、「ユニセフ・ジョージ・ハリスン基金」を通じてユニセフへ寄付され、バングラデシュをはじめ世界中の「忘れられた子どもたち」の支援に使われます。 ◆アグネス・チャン大使、ハリスン氏の偉業に敬意。決意を新たに。DVD/CDの発売に先立ち、11月1日都内で行われた「コンサート・フォー・バングラデシュ」メイキング・フィルム特別試写会・記者会見には、アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使も特別参加。「ビートルズファンの1人として、たまらないお宝映像が一杯。ジョージに勇気をもらいました。同時に、今の世界は30年前と全然変わっていないと思いました。未だに何百万・何千万の子どもたちが、私たちの知らないところで亡くなっている。私も、世界の子どもたちの現状をみなさまにもっともっと伝えられるよう、これまで以上に頑張って活動を続けていきたい」と、子どもたちのためにアーティストとして出来ることを世界に教えた大先輩への敬意を込め、今後の活動への決意を語りました。 「コンサート・フォー・バングラデシュ」(2005年11月2日発売)
「ジョージ・ハリスンが、助けて欲しいって言ってきたんだ。」今月21日からの来日公演を控える伝説的ミュージシャン レオン・ラッセル氏。”The Concert for Bangladesh”(バングラデシュ難民救済コンサート)に主要メンバーとして参加したきっかけをこう話しています。「いつの時代もそうだけど、その時々の錚々たるミュージシャンと一緒に演奏すると、とてつもない興奮を覚えるよ。あの時もそうだった。あのコンサートに招かれたことは、今でもとても誇りに思っているよ。」 レオン・ラッセル氏の来日公演の詳細・お問い合わせ:カンバセーション(http://www.conversation.co.jp/schedule/leon_russell/index.html)
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