生まれたばかりで、なぜ?
出産前後の劣悪な環境が、生まれたばかりの命を危険にさらしています。たとえば…
小さな命を守るには
小さな命を守るため、ユニセフは出産前後の継続的な支援を行っています。
インドの助産師のカルパナが隣村まで駆けつけると、生まれてまもない赤ちゃんが苦しそうに息を していました。通常より身体が小さく、呼吸数を測ったところ、肺炎の恐れがあったので、すぐに町の 診療所に連れて行くことになりました。 自宅出産が半数以上を占めるインドでは、地域の助産師がお産だけでなく、新生児の命を守る 重要な役割を果たしています。
あなたの支援でてきること
新生児のへその緒を清潔に切るための器具が入った安全出産キット7セットに変わります。
人工呼吸器、抗生物質、低体温症を防ぐ防寒布の入った新生児救命セット1つに変わります。
新生児破傷風を予防するための破傷風ワクチン(母親が接種)2,427回分に変わります。
赤ちゃんの栄養不良や病気の兆しを見つけるのに役立つ携帯用体重計24台に変わります。
助産師6人に、安全なお産のための研修を行ない、出産用の器材を提供することができます。
新生児を守ることは、子どもの一生を守ること。どうかユニセフと一緒に支えてください。
アフリカ東部の最貧国のひとつ、エチオピア。この国では、9割の赤ちゃんが自宅で生まれています。地方でよく目にするわらぶきの家々には、
人と家畜が一緒に住んでいて、赤ちゃんが生まれる土間の近くで牛が排泄している光景も珍しくありません。お産に使うきれいな水がないことも多く、
赤ちゃんの身体を清潔に保つことが難しいため、敗血症などで毎年何万人もの新生児の命が失われています。また、ほとんどの場合お産に立ち会うのは、
専門知識に乏しい家族や近所の女性たちで、赤ちゃんが極度に弱まった状態で生まれたり、呼吸困難に陥ったりしても蘇生ができず、
そのまま死に至ってしまうケースが多くあります。
*出典 Ethiopia DHS 2011
安心して出産できる施設が極めて少ないエチオピアには、質の高いケアや設備の充実した病院がもっと必要です。一方で、 病院のない遠隔地でも、一刻を争う新生児の命を守る方法があります。救命スキルをもった人材を数多く育て、広大な国土の全域に送り出すことで、 より多くの命を守ることができるのです。ユニセフは政府とともに、国内各地で地元の人々を助産師や保健員に育成し、お産の介助だけでなく、 栄養や衛生の指導、予防接種を行うなどして、確実に子どもの死亡を減らしています。これまでに3万人以上の保健員が誕生していますが、 お産の実地訓練や器材、薬など、まだまだ足りないものばかりです。
エチオピアでは今も、年間10万人以上の新生児が命を落としています。何ヵ月もおなかの中で育ててきたわが子が、 生まれてすぐに亡くなってしまう。それがどれほど辛いことか、私も出産を控えているので身につまされます。 赤ちゃんの死をこの国から、この世からなくしたいと心から願い、日々全力で活動しています。
ユニセフ募金は税額控除の対象となり、約40%が所得税から控除されます。 当協会に対する個人みなさまからの寄付金(賛助会費もふくまれます)は「税額控除」の対象となります。 当協会が公益財団法人へ移行した2011年4月以降からの寄付金から、従来の「所得控除」に加え、「税額控除」のどちらか有利な方式を選択できるようになりました。 「税額控除」を選択されると、多くの場合、所得税が従来よりも少なくなります。 新しく導入された控除方式 A.寄付金控除(税額控除)額の計算 次の算式によりさんしゅつされた額が「寄付金控除」として所得税から控除されます。 (寄付金合計金額※1-2000円)×40=控除額(※2) ※1 寄付金額が総所得税の40%を超える場合は40%に相当する額が限度になります。 ※2 控除額は所得税額の25%が限度となります。 B.寄付金控除(所得控除)額の計算 次の算式により算出された額が「寄付金控除」として所得から控除されます。 寄付金合計額-2000円、ただし、年間所得の40%に相当する額が限度となります。 ★A(税額控除)かB(所得控除)のどちらか有利な方を選択し、所得税の控除をうけられます。 どちらも確定申告が必要です。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。
(左上から) cUNICEF/NYHQ2010-0489/Mchunu cUNICEF/BANA2009-00628/Siddique cUNICEF/AFGA2010-00668/Noorani cUNICEF/INDA2010-00607/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2007-2671/Pirozzi cUNICEF/AFGA2007-00634/Noorani cUNICEF/MLIA2009-00161/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2011-0715/Asselin cUNICEF/NYHQ2009-0656/Ramoneda cUNICEF/NYHQ2011-1751/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2011-0453/de Viguerie cUNICEF/NYHQ2010-1034/Asselin cUNICEF/2006-2817/Khemka cUNICEF/HQ2007-1325/Khemka cUNICEF/ NYHQ2010-2893/Nesbitt cUNICEF/NYHQ2011-1751/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2010-0988/Asselin cUNICEF/BANA2008-00384/Noorani cUNICEF/INDA2010-00721/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2005-2392/Khemka cUNICEF/NYHQ2007-1301/Khemka cUNICEF/MLIA2010-00559/Asselin cUNICEF/NIGB2010-0034/Pirozzi cUNICEF/NYHQ2005-0405/Khemka cUNICEF/NYHQ2006-0550/Noorani cUNICEF/2012/Robinson cUNICEF/2012/Asheber cUNICEF/2012/Soe
アクーは、生後数時間の南スーダンの赤ちゃんです。お母さんの体調が急変して2ヵ月も早く生まれ たため、身体が小さく、産声も弱々しく聞き取れないほどでした。 それでも新しい命の誕生に家族は大喜びでしたが、お母さんが異変に気付きました。 眠っているように見えたアクーが、呼吸をしていません。抱き上げて叩いてもさすっても反応がなく、 そのままお母さんの腕の中で静かに息を引き取りました。