1946年12月11日、子どもたちのための国連機関、ユニセフが誕生しました。

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当時、第二次世界大戦の影響をうけた国々では、多くの子どもたちが、家族を失い、家を焼かれて町をさまよっていました。そうした子どもたちに人道的支援を届けるための組織として、第1回国連総会でユニセフの設立が採択されました。

誕生したばかりのユニセフは、困窮し、命の危機にある何百万人もの子どもたちに、食べものや衣類、保健ケアなどの支援を届ける活動を始めました。

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それから70年。ユニセフは、紛争や危機、貧困、不平等、差別によって、命や未来を危険に晒されている子どもたちに支援を届け続けてきました。

その活動の成果は、様々な分野において確実に現れています。5歳未満で命を落とす子どもの数は過去25年間で半減し、初等教育を受けられない子どもの割合は1990年から2014年までに40%以上減りました。

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しかし今なお世界では、年間590万人の子どもたちが5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。3億8,500万人の子どもたちが極度の貧困下で暮らし、推計5億3,500万人の子どもたちが、紛争あるいは災害の影響を受けている国々で命の危機に晒されています。こうした子どもたちの命と健康、未来を守るために、ユニセフは現在、世界150以上の国と地域で緊急支援や長期的な開発支援をおこなっています。

ユニセフはこれからも皆さまとともに、すべての子どもが健やかに成長し、教育を受け、保護され、人生において公平なチャンスを持てるよう、活動を続けてまいります。

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