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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

J8サミット 全日程終了
来年の日本開催へ向け、代表らが提言

【2007年6月11日、ドイツ・ヴィスマール発】

6月3日から全7日間にわたって開催されたJ8サミットが、9日(金)、無事閉幕。J8日本代表の8名は、1週間船で共同生活をし、苦楽をともにした他国の代表らとの別れを惜しみつつ、帰国の途に着きました。

© 日本ユニセフ協会

前回、このホームページでもお伝えしたように、7日、G8国からの代表者各1名およびNon-G8からの代表1名の計9名が、ドイツ・ハイリゲンダムでG8首脳会合に出席し、共同声明(ヴィスマール宣言)を発表。その際、他のJ8代表らはライブ中継映像でその様子を見守りました。

自分たちの仲間がJ8代表全員で作り上げた共同声明を読み上げ、それに対して各国首脳らがコメントを述べると、会場からは感嘆の声が。終了後には拍手が沸き起こり、子どもの声をG8首脳に、そして全世界に伝えることができた、まさに「Make a change(世界を変えよう!)」への第一歩を踏み出したことを実感した瞬間です。

© 日本ユニセフ協会
共同声明に署名するJ8代表
© 日本ユニセフ協会
G8首脳会合の終了後、各国代表に拍手を送るJ8代表

その後、共同声明の発表だけで終わらせず、今後どのように継続して活動していくべきかという点について、国内レベルでは、学校や友達とサミットの議題について話し合う、チャリティーイベントを催し啓発活動を行う、などの意見が出され、また今回の代表同士でも、インターネットやメールを通じて進捗状況を連絡し、3~5年ごとに同じJ8代表で集まり、それぞれの活動の報告会を行うことなどが提言されました。

最後に、2008年に日本で開催予定のJ8サミットについて、J8代表は、今回自分たちが学んだ知識や経験を次のJ8代表に伝え、サミットがより良いものになるよう、自分たちもできることをしたい、との決意を述べ、今年のサミットは終了しました。

J8サミット:ユニセフ、モルガン・スタンレーおよびG8議長国が共催し、G8と平行開催されるG8の公式ユースプログラム。参加者は、G8で討議される国際問題に関するテーマについて議論を行い、最終的にG8首脳陣に向けた共同声明をまとめ、G8会合にて発表を行う。2005年のグレンイーグルス(英国)、2006年のサンクトペテルブルグ(ロシア)に引き続き3回目となる2007年度J8サミットは、6月3日〜9日、ドイツ・ハイリゲンダム近郊の町ヴィスマール(Wismar)で開催されている。今年は、G8国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア連邦、英国、米国)から64名(各国8名)、開発途上国(アルジェリア、ブラジル、カメルーン共和国、中央アフリカ共和国、中国、エチオピア、インド、モルドバ共和国、シエラレオネ共和国、タンザニア)から10名の計74名の若者(13歳〜17歳)が参加した。日本からは、英作文コンテストを勝ち抜いた広尾学園(東京都港区)の高校生8名が参加した。

モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーは、投資銀行、証券、資産運用、ウェルス・マネジメント、クレジット・サービス事業において多岐にわたるサービスを提供する世界有数の総合金融サービス企業である。世界31カ国にある600以上のオフィスを通じて、法人、政府、機関投資家、個人に質の高い金融商品およびサービスを提供している。モルガン・スタンレー・インターナショナル基金は、モルガン・スタンレーの欧州における慈善事業のためのチャリティ基金として1995年に設立され、イングランドおよびウェールズの社会福祉委員会に認定チャリティ団体として登録されている。同基金の寄付の対象は、モルガン・スタンレーが拠点を持つ欧州および南アフリカにおいて地域貢献活動を行っている非営利団体が中心となっている。支援活動は、健康や社会福祉を含むすべての分野において行っているが、特に、教育、職業訓練、雇用などの分野に注力している。

モルガン・スタンレーに関する詳細:

http://www.morganstanley.com/ (英語)

 

http://www.morganstanley.co.jp (日本語・英語)

ユニセフ(国連児童基金)

ユニセフは、150以上の国と地域で、生誕から青年期まで、子どもたちの命と健やかな成長を守るために活動する国連機関である。ユニセフは、開発途上国で予防接種の普及活動を進める世界最大の機関であり、男女を問わず全ての子どもたちに保健や栄養、水と衛生、教育などの基本的なサービスを普及し、暴力や搾取、HIV/エイズの脅威から保護するための様々な支援事業を展開している。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金でまかなわれている。

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