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日本政府が2008年ルワンダ地震で被災した子どもや家族を支援【2011年1月20日 ルワンダ・ルシジ発】
先日、日本政府の代表団はユニセフ職員と西ルワンダ・ルシジ郡の地元代表者たちと共に、2008年2月に起きた強い地震によって破壊された建物などの復旧活動現場を訪問しました。 訪問中、村上博JICAルワンダ支所長率いる一行は、現地の指導者と面会したり学校やその他の施設を視察したりしました。 最も深刻な被害を受けた二つの郡のうちの一つであるルシジ郡では、病院、学校、教会や保健センターが破壊され、数千人が家を失いました。 支援と技術的指導地震後、日本政府は現地のコミュニティが生活を立て直し、今後同じようなことが起きても対応できるよう準備を整えるため、ユニセフを通じて無償資金協力を行いました。「さまざまな面で改善が見られます。日本政府はこの復興プロジェクトを支援することをとても誇りに思っています」と村上支所長は述べました。 訪問中の代表団へのメッセージの中でルシジ郡長ファビアン・シンデイヘバは、次のように述べました。「今日の子どもたちは将来、国の指導者になるのです。そのため、彼らの成長と人格形成のための取り組みを軽視してはなりません。これは子どもたち、とりわけ保護者のいない子どもたちを大切にすべき最大の理由です。本プロジェクトを実施するにあたり、日本政府のご支援とユニセフの技術的指導を頂き、とても感謝しています。」 子どもフォーラム
代表団にとって今回の訪問において最も印象的だったのは、「全郡子どもフォーラム」に参加している子どもたちとの交流でした。同フォーラムは、ユニセフからの資金協力を得て設立されたもので、子どもたちの人生にかかわる課題を話し合える場です。また、地域開発と社会発展を阻害している事柄について考える機会を親や子どもたちに与えています。 子どもの参加促進を担当するユニセフのフラヴィー・ムタムテガは、「おとなと対話ができる場を提供することで、子どもが地域の一員として成長するよう支援しているのです」と、話しました。 子どもや若者のエンパワメントを支援する活動や、地震の影響を受けた地域の教室や保健センターの修復や再建以外にも、ユニセフは子どもに対する暴力や家庭内暴力、ジェンダーに基づく暴力を防ぐための相談所をルシジ郡に設立しています。 |