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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち 緊急支援情報

緊急支援情報

インド大地震緊急情報
500万人の子どもに震災の影響

2001年2月8日

※受付は終了しました※

 ユニセフの推測によると、今回の地震による影響は14歳以下の子ども500万人に及んでいます。うち250万人は家が倒壊したり、家族を失うなどの体験から心に深い傷を負い、食料、保健、教育、給水などの社会サービス機能が麻痺する中、緊急の支援を必要としています。

(C)UNICEF
小学校の55%に深刻な被害

ユニセフの現地調査の結果、グジャラート州内1万5000の小学校の校舎が被害を受け、学校に通えない子どもの数は数百万人に達することが分かりました。特に被害の深刻なジャムナガール、クッチ、ラジコット、スレンドラナガールの各県では小学校の建物の55%が倒壊し、児童31万7000人の教育の機会が奪われています。
教育は子どもが平常心を取り戻すきっかけとなるため、ユニセフは一日も早い学校の再開に向けて、簡易学校用の大型テントの提供と、黒板・チョーク・筆記用具などの入った教育セットの配布を行っています。また政府や地元NGOと協力して、教員に対して子どもの心理サポートに関する訓練を実施しています。

緊急状況下での医療

多くの病院は、施設に大きな被害を受けた中での緊急対応を行っています。スレンドラナガール県など被害が特に甚大な地域の病院では、震災発生直後1000人以上の負傷者が殺到したため、病室に入りきれない負傷者は屋外で治療を受けたり、テント内で外科手術が行われることもありました。ユニセフなどの援助機関の支援により、現在のところ基本的な医薬品の不足は無いものの、脱水症を防ぐ経口補水塩や外科手術用の用具などニーズは依然高く、ユニセフはこうした物資を優先して提供しています。

(C)UNICEF
町中では伝染病の危険

 被災地域では手洗い場、トイレなどの衛生施設のほとんどが破壊されました。町中では、瓦礫に埋もれた死体は日中の暑さによって腐敗が進み、抵抗力の弱い子どもは伝染病の危険にさらされています。ユニセフは、避難所に仮設トイレを設置するとともに、被災者に安全な飲料水を提供するために、給水タンクの設置や浄水剤の配布を行っています。

(C)UNICEF

貴重な水…
「他の住民は水を求めて皆村を出ていってしまった。時々来る給水トラックが来なくなれば、私も家族と一緒にここを去らなければならない」。ブジ近郊の村ドゥダイに住むイズメイルは、今回の地震で娘を失いました。昨年来の干ばつの影響が残るこの村では、電気の供給が途絶えたために井戸水の汲み上げが出来ず、今住民は安全な飲み水を最も必要としています。給水事業などのユニセフの緊急支援はイズメイルの住むこの村でも行われています。

緊急募金にご協力をお願いします

(財)日本ユニセフ協会は、インド西部での地震の被害を受けた子どもと家族を支援する「インド地震緊急募金」を受け付けています。皆様のご協力をお願い致します。

インド地震緊急・復興募金

郵便振替:00110−5−79500
口座名:財団法人 日本ユニセフ協会
通信欄に「インド地震」と明記

インターネットからも募金ができます。
(https://www.unicef.or.jp)

当協会への募金は寄付金控除の対象となります

あなたの募金でこんなことができます。
\1200 テント一家族分
\3600 30人分の毛布
\8000 200人の3ヵ月分の医薬品セット
\13000 子ども800人分の浄水剤と安全な飲料水(1リットル)

お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012

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