緊急支援情報
インド大地震緊急情報
2001年2月21日
※受付は終了しました※
緊急救援から復興支援へ
インド西部グジャラート州を襲った大地震では多くの死者と被災者を生みましたが、発生後3週間を経た現在、支援は緊急救援から長期的展望を持つ復興支援へと転換しつつあります。なかでもユニセフは母子保健の推進と学校再開を重視して支援活動に取り組んでいます。
ユニセフのインド事務所(在ニューデリー)代表マリア・カリビスはインドで活動する国連機関の長として最初に現地を視察し(2月3日〜5日)、州政府やNGOとも今後の復興支援について協議しました。
母子保健と安全な飲料水の供給
WHO(世界保健機関)とも協議した結果、①子どもの予防接種と妊産婦とケアのため、350万ドルを投じて350の仮設保健センターを災害の最もひどかった農村地域に設置し、②テントや基礎的な母子保健サービスに必要な資機材の供給、③ハシカの予防接種用に40万本の注射器を含めた予防接種関連の資機材の供給を行うことを決定しました。
その他に安全な飲料水を供給する為にポンプ、発電器機、浄水剤の供給のために、少なくとも200万ドルを投入します。
学校再開
州政府との協議で少なくとも300ヶ所に学校を臨時に開くことにしました。学校再開を優先する理由としてユニセフは以下を挙げています。
- 学校が被災した子どもが陥っているトラウマ(心の傷)を取り除くカウンセリングの場となる。(2月9日に40のNGOと協力してカウンセリングのワーカーの訓練が始まっている)
- 子どもを違法な児童労働に従事させないよう保護する。
- 子どもを或る時間学校で預かることで親が復旧に集中できる。
- 学校が地域社会の復旧の新たなセンターの役割をする。
- 学校は子どもに希望を与える。
ユニセフは300万ドル相当の教科書、ノート、チョーク、鉛筆などの学用品セット、黒板、その他の教具を供給することも決定しました。
ユニセフが警告
震災で孤児となった子どもの数はまだ把握されていないが、或るNGOは7,000から8,000人と推定している。すでにこうした孤児を国際養子縁組の対象とする動きがあるが、人身売買の犠牲にもなりかねない。ユニセフのインド事務所代表マリアカリビスは「あくまでも親類・縁者が孤児たちに対して第一の防壁になるべき」と主張している。
緊急募金にご協力をお願いします
(財)日本ユニセフ協会は、インド西部での地震の被害を受けた子どもと家族を支援する「インド地震緊急募金」を受け付けています。皆様のご協力をお願い致します。
あなたの募金でこんなことができます。 |
\1200 |
… |
テント一家族分 |
\3600 |
… |
30人分の毛布 |
\8000 |
… |
200人の3ヵ月分の医薬品セット |
\13000 |
… |
子ども800人分の浄水剤と安全な飲料水(1リットル) |
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012
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