緊急支援情報
コソボ状況報告
受付は終了しました
コソボ概況
冬の到来を迎えたコソボ地域では、大雪のため当初道路状況の悪化が懸念されていましたが、除雪車や道路メインテナンス機材が現地に到着したため、1月上旬には状況は大幅に改善されました。年末年始プリシュティナやその他の町では、停電、断水、暖房の停止が頻繁に発生しました。気温が零度を下回る日が続く中、燃料の不足が深刻になっています。ユニセフは燃料の節約のため、プリシュティナ事務所の発電機の使用を制限しています。電力会社は発電量を120メガワットから500メガワットに増やしたものの、電力の安定供給が切望されています。
分野別活動状況
● 保健
- ユニセフは年末年始もワクチンの配布を継続的に行いました。
- 保健活動用車輌30台の提供を行い、現地に納入されました。
- 心理社会学専門家を各病院に派遣し、入院している子どもが直面する心理的ケアに関する研修を看護婦に対して実施しています。2月以降からは保健員に対して同様の研修を実施します。
- ユニセフのプログラムの効果として、セルビア系疫学者とアルバニア系保健施設が、予防接種に関する情報交換を開始しました。
●教育
- 机、椅子、黒板などの学校備品の配布を年末年始を通じて行いました。
- ミトロヴィツァ地域の学校に対して暖房用燃料の配布を行っています。
- ドブロシェビッチ村のリリンジャ小学校及びスケンデライ村のペトロ・マルコ小学校において、紛争によって精神的被害を負った子どもの心理ケアに関する研修を学校教員に対して実施しました。
●子どもの保護
- プリシュティナ病院の小児科の入院患者は5人にまで減少しました。産婦人科には5人が入院しています。
- ユニセフ・プリシュティナチームは子どもや女性のためのリハビリテーションセンターを調査のために訪問しました。センターには、紛争の被害の甚大なドレニカ地区の片親もしくは両親を失った子ども約240人が通っています。
- 広報部門は、地雷の安全教育に関するTVスポットの制作支援を行っています。
- 子どもの権利に関する子どもの絵のカレンダー製作が行われました。
募金のお願い
財団法人日本ユニセフ協会では、ユニセフのコソボでの緊急・復興援助を支援するため、緊急募金の受付けを行っています。
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012
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