緊急支援情報
北東アフリカ緊急募金情報
ケニア
2001年2月1日
※受付は終了しました※
「食料援助は重要ですが、単に食べ物を提供するだけでは、干ばつの影響を受けたケニアの子どもたちの問題に対する長期的な解決策にはなりません。緊急事態においても、干ばつなど慢性的な問題に対応するための能力向上と自立を促す“教育”を重視するユニセフのイニシアチブが重要です。」(2000年12月4日、「緊急教育会議」参加者)
ユニセフは、教育科学技術省(MEST)やNGOとともに教育分野における緊急支援を開始し、2000年12月4日には第一回調整会議が開かれました。会議を主催したユニセフとMESTは、干ばつが教育に及ぼす影響は軽視される傾向にあるため、これらの影響を認識し、問題として取り上げることの重要性を確認しました。
ケニア政府の調査によると、2000年度の初等教育就学率は1999年度に比べ5.5%減少し、特に、ケリオ渓谷では家畜の世話等により50%の子どもが学校に通うことができません。教育の質の向上やコストの低下を図るため、教員の訓練や教科書の提供等の支援が行われているものの、2001年度の就学率はここ数年で最低のレベルに落ち込むことが予測されます。
ユニセフはモニタリング能力の向上と、緊急事態が教育に与える影響への対策を強化するため、今後の事態に対応するコミュニティーの能力向上とシステム作りに取り組んでいます。4つの小学校と学習センターに対する緊急支援では、様々な援助部門を統合したアプローチが採用されています。コミュニティーは自ら支援活動の優先順位を決定し、教材・教具の提供より安全な水に対するニーズが大きいと判断される場合には、給水事業を優先して実施することができます。
ユニセフは2001年にケニアにおいて保健と栄養、水と衛生、教育の分野で緊急援助を実施するため、1500万ドル(約17億円)を必要としています。
緊急募金のお願い
(財)日本ユニセフ協会は、ソマリアを含む北東アフリカ地域(エチオピア、ケニア、エリトリア、ソマリア、ジブチ)の子どもと女性のためのユニセフの援助活動を支える緊急募金を受け付けています。皆様のご協力をお願い致します。
お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部
TEL:03-5789-2012
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