日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部との協力協定に基づく日本におけるユニセフ支援の公式機関です。

水くみにおわれる毎日

アフリカ・マラウィに住む13歳の女の子ルーシーは、小学校に入学した頃から、家の水くみを任されていました。
村には井戸がなく、水源までは5kmもあるため、照りつける太陽の下、重いバケツを抱えて何時間も家と水源を往復しなくてはなりません。そんな貴重な水も、ごみや病原菌で汚染されていて、ルーシーと村の子どもたちを頻繁に下痢や病気で苦しめていました。

「井戸が村に来たとき、すごく興奮したわ。きれいな水が飲めるようになるって!」

ルーシーの人生が一変したのは2015年。ユニセフの支援で村に井戸がつくられることになったのです。人々は喜び、みんなで材料を運んだり溝を掘ったり、井戸の管理や修理のための委員会もつくられました。
安全な水によって、子どもたちの健康状態は目に見えて良くなり、手洗いなどの衛生意識も高まりました。

以前は水くみの往復で学校に通えない日が多かったルーシー。彼女や子どもたちが水くみから解放された結果、小学校の児童数は300人から449人に急増しました。 たった一つの井戸が、150人近くの子どもたちに教育の機会をもたらしたのです。

世界ではいまだ22億人 ~3人に1人~が安全な水を飲むことができません

給水所ができると、これまで汚れた水でおなかを壊していた子どもたちが、見違えるほど元気になっていきます。

十分な量の水が使えるようになり、身の周りを清潔に保てるため、肺炎などの感染症にかかる子どもも減ります。

石けんを使った手洗い習慣やトイレの普及が進み、子どもたちが暮らす地域全体の衛生意識が高まっていきます。

子どもたちが水くみから解放され、学校に通えるようになります。読み書きが身につき、将来への夢も生まれます。

月3,000円(1日100円)のご支援が

たとえば1年間で、井戸のポンプ用器材2基分、あるいは、下痢による脱水症に苦しむ子どもを回復させるORS(経口補水塩)5,310袋に変わります。

月4,000円(1日135円)のご支援が

たとえば1年間で、栄養不良の子どもを救う栄養治療食1,573袋、あるいは、子どもの免疫力を高めるビタミンA 12,000人(1年)分に変わります。

月5,000円(1日170円)のご支援が

たとえば1年間で、3つの病気(はしか、風疹、おたふく風邪)に対する予防接種用ワクチン428回分、あるいは、保健員25人を研修する費用に変わります。

月10,000円(1日335円)のご支援が

たとえば1年間で、緊急下の子どもたちを寒さから守る大判の毛布227枚、あるいは、生徒40人分の教材が入った「箱の中の学校」7セットに変わります。

※ご寄付の金額は任意です。 ※輸送や配布のための費用は含まれません。 ※2020年2月現在の価格。

ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムによる募金の流れ

ユニセフ(国際連合児童基金)とユニセフ協会(国内委員会)は、約190の国と地域で、子どもたちの命と健康、権利を守るために活動しています。

活動資金はすべて、個人、企業、法人・団体のみなさまからの民間募金、各国政府からの任意の拠出金に支えられています。

民間募金は先進33の国と地域にあるユニセフ協会等からユニセフ本部に送られます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、子どもたちのための活動を行なっています。

ユニセフは・・・子どもの権利を守る国連機関として、政策レベルから、パートナー団体と共に草の根レベルまで、革新的な活動に取り組みます。 世界からの注目を集めなくても、奥地でアクセスが厳しくても、最も困難な状況に置かれている子どもたち、国そして地域に光を当てて支援します。

ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムにご参加いただくと

より多くの子どもたちの命と未来を守ることができます

継続的なご支援により、ユニセフは一時的でなく
中・長期的な視点で子どもの支援事業を実施することができます。

より簡単にご支援いただけます

一度申し込みされると、ご支援のたびにお支払手続きをする必要がなくなります。

募金の使途についてのご理解が深まります

お申し込み後に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、
子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフ・
ニュース」をお届けします。また、日本ユニセフ協会が発行する
各種資料も無料で提供いたします。

ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムに関するQ&A

マンスリーサポーターの皆さまの声 〜始めたきっかけ・継続していてよかったこと〜

  • 10代 女性

    今まで何もできなくて、そんな自分が嫌だったが、サポーターになって、そんな自分を変えられた。

  • 20代 女性

    教壇に立つ仕事をしているので、少しでも生徒に胸を張れる人間になれているかな、という気持ちにさせてくれます。

  • 30代 女性

    他の子どもが不幸でどうしてうちの子が幸せになれようかと思ったことがきっかけです。それは国内だけではありません。世界中の人々が違いを尊重し合い愛し合い幸せになれるように働かなければ未来は滅びに向かうだけだと思い、今の自分にできることは精一杯やろうと思ったからです。

  • 30代 男性

    毎月、銀行口座から寄付金が引き出されるのを通帳で確認するたびに、そのお金が見知らぬ土地の、見知らぬ人たちの役に立っていると実感して幸せな気持ちになります。また、自分の寄付金だけでは微力であっても、多くの人たちが寄付をすることで、「小さな力が、大きな力になる」と信じることができます。

  • 40代 女性

    先進国でも増えている子どもの貧困や環境の不平等に危機を感じており、少しでも子どもの幸せにつながることに貢献できるのなら嬉しいと思いサポートをはじめました。ユニセフ・ニュースを通し、現状や課題を知ることができるのでありがたいです。

  • 40代 男性

    直接外国に行って何かできるわけじゃないけど、間接的に応援できること、世界の人々について考える機会を与えてくれる。また、ずっとサポートを続けられるように自分自身を励まし、頑張るための力になっている。

  • 50代 男性

    自分の子供ができた事で世界の子供達に対する考え方が変わったことがきっかけ。
    自分の子供の幸せだけでなく、世界中の子供達の幸せを願う様になった。
    気が付いたら10年も続けていた。微力ですが10年も続けられた事に感謝したい。この先、20年、30年と続けられる様精進したい。

  • 50代 女性

    仕事で昇格し、給料が上がった時に、少しでも大変な地域のために役立つなら、と始めました。仕事や職場環境がストレスが多く、遣り甲斐が感じられないことも多い中、少し誰かの役に立てていると思うと嬉しい。自分の存在意義も感じることができ、何とか仕事を続けています。

  • 50代 女性

    子供に直結する活動というところが響いたと思います。よかったと思ったときは何と言っても東日本大震災の時に日本にも支援があったことです。日本の子供がユニセフに支援を受けることなどないと思っていたから感動しました。

  • 60代 男性

    孫と一緒に暮らすようになって、温かい家、温かい食事、自分の気に入ったおもちゃ、安全な街など、幸せに満ちた生活を送っています。それに感謝して、世界中の子供たちが少しでも安全に清潔に暮らせるようになってほしいと思ったからです。

  • 70代 女性

    太平洋戦争後の1948年に小学校に入学した私たち世代はユニセフのミルクで栄養失調を免れました。アフリカなど発展途上国や宗教戦争に巻き込まれる人々や子供たちの惨状を知るといたたまれない思いです。
    個人の活動は微々たるものでも少しでもお役に立つなら…と考えて参加しています。

世界の子どもたちへ、2018年、たとえばこんな支援を届けることができました

400万人の子どもが重度の急性栄養不良の治療を受けました。

6,550万人の子どもが5種混合ワクチンの接種を受けました。

緊急事態下の4,300万人の人々が安全な水の提供を受けました。

1200万人の子どもが教育支援を受けました。

※2018年1月~12月の実績

ユニセフ募金は税額控除の対象となり、約40%が所得税額から控除されます。

当協会への寄付金は、従来の「所得控除」に加えて「税額控除」のどちらか有利な方式を選択いただくことができます。
「税額控除」を選択されると、多くの場合、従来よりも控除額が大きくなります。
例えば、税額控除を選択された場合、月々3,000円のご協力で、年間最大13,600円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。

A.寄付金控除(税額控除)額の計算 B.寄付金控除(所得控除)額の計算

★ A(税額控除)かB(所得控除)のどちらか有利な方を選択し、所得税の控除をうけられます。どちらも確定申告が必要です。
★ ユニセフ募金は一部自治体の個人住民税、相続税についても優遇措置の対象となります。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。
★ 国税庁のホームページ上には、簡単に確定申告書類を作成することができる機能があります。画面の案内に沿って入力、印刷すればそのまま税務署に提出することができます。郵送も可能です。

写真クレジット(左上から): ©UNICEF/UNI180027/Colfs ©UNICEF/UN040990/Rich ©UNICEF/UN0267020/Raoelison ©UNICEF Malawi/2017/Eldson Chagara ©UNICEF Malawi/2017/Eldson Chagara ©UNICEF/UNI187489/Noorani ©UNICEF/UN051657/Rich ©UNICEF/UN0145989/Karin Schermbrucker ©UNICEF/UN0150271/Frank Dejongh ©UNICEF/UN0208017/Frank Dejongh ©UNICEF/UN0240600/Henry Bongyereirwe ©UNICEF/UNI60206/Lama ©UNICEFUN0199513/Shehzad Noorani ©UNICEF/UNI192034/Asselin ©UNICEF/UN0199843/Sebastian Rich ©UNICEF/UNI163389/Dayal ©UNICEF/UN08278/Khuzaie ©UNICEF/UNI157027/Maitem ©UNICEF/MLWB2008-795/d'Elbee ©UNICEF/UN0155427/Marixie Mercado ©UNICEF/UN0201084/Krepkih Andrey ©UNICEF/UN0229508/Mark Naftalin ©UNICEF/UN0253241/Manuel Moreno Gonzalez ©UNICEF/UN0198367/Njiokiktjien ©UNICEF/UN0203970/Jeelo

※本ページの内容は2020年2月現在のデータに基づいて制作されています。