氏名:大木 悠子
派遣先:パキスタン事務所(Education Section)
派遣期間:2005年4月〜10月
※インターン終了後、同事務所のスタッフとしてEmergency Programme Support Group, Education Unitに9ヶ月間勤務。
私は、ユニセフパキスタン事務所の教育セクションで7ヶ月間のインターンシップを経験した後、10月にパキスタンを襲った大地震に伴い設置された緊急プログラムの教育ユニットで9ヶ月間コンサルタントとして勤務しました。
インターンシップでは、内部および外部での会議への参加、プロジェクトのモニタリング、書類作成、リサーチなどあらゆる業務を経験させてもらうことで、ユニセフの活動、プロジェクトの計画・実施・評価法、他機関との関わりなどについて多くのことを学びました。
地震が発生した最初の1ヶ月は、インターンとして緊急支援の仕事に携わりました。この地震で国連によりクラスターアプローチが導入され、教育を含む10のクラスターが設置されました。各クラスターの議長は国連機関から指名されました。教育クラスターの議長は私が所属していた教育セクションのチーフになったため、議長の仕事の補佐をやらせてもらいました。
仕事の内容は、会議の議事録作成、クラスターメンバーであるNGOや国際機関からの情報収集と情報発信など、クラスターメンバー間のリンクとしての役割を担っていました。その後コンサルタントとして勤務させてもらえることになり、新たに設置された緊急プログラムサポートグループの教育ユニットで、緊急支援の仕事を続けることができました。ここでは、被災地に設置されたフィールドオフィスのサポート業務、教育物資をフィールドにスムーズに送るために関係課との調整、学校再建についての政府との調整、モニタリングなど、他にも色々な業務を経験させてもらいました。
緊急災害であったこともあり、短期間に凝縮して貴重な経験をたくさん積むことができました。また、ユニセフスタッフの仕事に対する熱意とパワー、そして高いプロ意識を持った仕事に対する姿勢に強い魅力を感じました。
私は現在NGOで緊急災害の仕事に携わっています。ユニセフでの経験を活かし、これからも国際協力の分野で仕事を続けていきたいと強く感じています。 |