メニューをスキップ
HOME > 国際協力人材養成プログラム > 海外インターン体験記
公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

ウガンダの子どもたちを暴力から守るために

氏名:小宮 理奈(こみや りな)
派遣先:ウガンダ事務所
派遣期間:2011年12月〜2012年3月

ウガンダ北部の子どもたち

私は、大学院の卒業式を間近に控えた12月初旬から3月中旬まで、ウガンダ事務所にてインターンとして働かせて頂きました。ウガンダ事務所は、主に子どもの生存(ALIVE)、保護(SAFE)、教育(LEARNING)のセクションに分かれているのですが、私は子どもの保護と教育の両セクションを掛け持ち、「学校内での子どもへの暴力」(Violence Against Children in school)に関する業務を行いました。具体的には、体罰やレイプが学校で起こった際に、警察や教育委員会、司法機関(フォーマルな機関とローカル・カウンシル・コートと呼ばれるセミフォーマルな機関がある)、保健セクター等の関連組織がどのように事例に対応するかを調査しました。その一環として、計20人以上の関係者にインタビューをし、国内3ヵ所でフィールドワークを行いました。また、ちょうどウガンダ教育省が教員行動規範および条例を、ジェンダー・労働・社会開発省が児童法の改正を行っていたので、ユニセフとしての意見をまとめ、各省庁への提言を行いました。同時に、「子どもへの暴力」(VAC)に関する様々な研修や会議にも参加したため、3ヵ月間とても充実して過ごすことができました。

ウガンダオフィスにて、最長の南スーダン人オフィサーと最短の私

ウガンダ事務所には教育学や社会学のバックグラウンドを持つ人が多く、私のように法律の知識があるスタッフが少なかったため、随分と重宝されたように思います。12月という微妙なタイミングでの派遣となりましたが、ちょうど来年度のユニセフの活動計画を作っていたため、私のプロポーザルが活動計画の中に取り込まれるという嬉しい出来事もありました。

ウガンダ北部の子どもの笑顔

私生活に関してですが、幸運なことに、私はドイツ人JPOとアパートをシェアすることができたので、オフィス外でも仕事にまつわる色々な話を聞くことができました。ルームメイトのみならず、ユニセフのスタッフは全体的に大変親切で暖かく、毎週末みんなでどこかに遊びに行きました。

国連ボランティアの友人たちとサファリにて

出発前は不安だらけだったインターンですが、いろんな人に支えられて、ここでは書き切れないたくさんのことを学ばせて頂きました。この機会をくださったユニセフ協会、支援者の方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 ▲ 先頭に戻る

<< 海外体験記一覧へ戻る

|トップページへ先頭に戻る