7月7日(火)、9名のJ8代表がG8首脳陣へのJ8宣言提出のために、G8サミットの会場がある北海道洞爺湖に出発する直前、千歳市の市民文化センターにて記者会見を開催。アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使がモデレーターとして参加し、3日間の話し合いの結果とJ8千歳宣言の完成を発表しました。
記者会見には日本代表の菊地美穂さん、イギリス代表のハリー・ブルックスさん、ロシア代表のセルゲイ・コノネンコさん、バルバドス代表のジェメイラ・マロニーさん、ほかに逐次通訳として日本の3人の代表が参加。菊地さんによるJ8の意義についての説明のあと、3つのテーマについての提言の要約を一人ずつ述べました。
つづくQ&Aセッションで、J8サミットに参加した感想を聞かれたブルックスさんは、「千歳市のすべてのみなさんが歓迎してくれるのでとてもうれしい。とくに千歳市主催のパーティーでは浴衣を着せてもらい盆踊りも踊り、楽しかった」と、開催地の千歳市に対して感謝の意を述べました。さらにサミット終了後の自国でのフォローアップ活動についても、子どもの参加活動の推進や、ユニセフHP上での3〜4カ月ごとのニュースレター配信といった計画があることを発表しました。
また、G8首脳陣に会う直前の意気込みを尋ねられた9名の代表のひとり、フランス代表カミール・ギヨムさんは、「今からとても楽しみにしている。会議の成果であるJ8宣言をG8首脳陣が聞き入れて、ぜひ実行に移してほしい」と語り、ロシアのヤン・ナウキンさんは「今までテレビでしか見たことのなかった人に直接会えるのでわくわくしている。J8宣言にもとづき、具体的な対策を遂行するよう訴えたい」と述べました。
最後にアグネス大使は、「世界には多くの子どもがおり、その中には恵まれている子もいれば、つらい状況にいる子もいます。しかし私は、世界は変わるということを信じています。ここにいるJ8の代表が将来のリーダーとなって、よりよい世界を作ることを確信しています」と述べ、子どもたちを応援することこそがわたしたちおとなの役目と、力強く訴えました。
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