気候変動、貧困と開発、国際保健の3つのテーマについて、子どもたちの視点で話し合い、議論を深めまとめられた「J8千歳宣言」。J8サミット参加メンバー39名の代表9名が7日、「J8千歳宣言」をG8首脳陣に提出しました。
日本からは、栗脇志郎君が代表として参加。9名の代表メンバーは、J8会場の千歳市から北海道洞爺湖サミット会場へ、2時間かけてバスで向かいました。
洞爺湖サミット会場で、G8首脳陣と面会したJ8代表の子どもたち。代表して、栗脇志郎君が英語でスピーチをし、福田康夫首相へ「J8千歳宣言」を手渡しました。
栗脇志郎君は、宣言を渡す前、G8首脳陣の前で、次のようにスピーチを行いました。
「私たちは『気候変動』『貧困と開発』『国際保健』の提言に合意しました。これらのテーマは僕たちの世代に直接影響する問題です。
私たちはこの宣言と、またJ8史上初めて作成されたアクションプランの内容に自信をもっています。
G8各国のリーダーにはこのすばらしい機会を与えていただいたことを感謝し、また、この若者たちの考えが言葉だけではなく、行動にうつされることを望んでいます。」
「宣言を提出する前は、J8コミュニティの代表として、39名の意見を代弁できるかが、すこし不安でした。しかし、全員で作り上げた宣言には自信をもっているし、また、その自信はG8首脳陣にも伝わった感じがしました。
時間が短かったため、宣言文の内容についての質問がなく、具体的な返答がなかったのが残念したが、今回のサミットで築いた世界各国のJ8代表、外務省、ユニセフなどとのパイプと経験をいかし、これからもしっかりと提案していきたいと思います。」
本日9日、G8首脳配偶者との会合に39名の代表全員が出席し、各国、国際社会全体がすべきことをまとめた「J8宣言」とは別に、自分たちができることをまとめた「アクションプラン」を発表しました。
アクションプランの内容はこちら 英語版(102KB) 日本語版(145KB)