G8各国と開発途上国の15カ国の代表が、気候変動やアフリカの問題など、G8の議題に関連する国際問題を話し合うJ8サミットが本日10日(木)、無事に終了。10日間にわたって議論を重ね、苦楽をともにしてきた39名の代表は、お互い別れを惜しみながら北海道の地をあとにしました。
前日9日の午前中は、北海道洞爺湖ビジターセンターにて、G8各国首脳陣の配偶者と面会し、日本代表の岡洋平君らがアクションプラン(行動計画)を発表しました。首脳配偶者らは発表に興味深く聞き入り、日本の福田貴代子首相夫人は、「若い人たちが(国際問題について)議論をすることは力強く頼もしい」とした上で、3つのテーマについて、たとえば「国際保健」の問題では日本の母子手帳の例を出し「知恵を出し合って各国が協力し合うことが大事」などと述べました。
また各国代表が自国の首脳配偶者との個別の話し合いでは、アメリカ代表チームは、ローラ・ブッシュ米大統領夫人と貧困と開発に関連するインフラの構築とくに保健衛生施設の重要性を、イギリス代表はサラ・ブラウン英首相夫人と妊産婦死亡率の問題について意見交換するなど、参加者にとって大変有意義な会合となりました。
同日午後は支笏湖畔にて閉会式。主催者である日本政府(外務省)とユニセフ、開催地の千歳市長からの挨拶、さらにJ8代表からサミットの運営にかかわったすべての関係者に対し、お礼の言葉とロシア代表からプレゼントがおくられました。最後に、日本代表から来年のG8とJ8の開催国であるイタリアの代表へ、次回のサミットの成功を願い、J8フラッグが引き継がれ、今年のサミットが閉幕しました。