【2009年7月8日 イタリア発】
2009年7月6日、イタリア・ローマで「J8(ジュニア・エイト)サミット2009」の開会式が行われました。ローマ中心部のイタリア政府首相府で行われた開会式には、G8各国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア、英国、米国)にブラジル、中国、エジプト、インド、メキシコ、南アフリカを加えた14カ国から子どもたちが一同に集まりました。
イタリアのメディアや海外のメディアに囲まれた日本からの4名(藤井萌子さん、小野暢思さん、岡佑樹さん、寺岡夕里さん)を含めたJ8代表たちは、副首相のジャンニ・レッタ氏や政府関係者から来訪の歓迎を受けました。J8代表の子どもたちは、このJ8サミットの開催を受け入れてくださったイタリア政府とイタリアの人々に感謝の意を述べました。
ジャンニ・レッタ副首相からは、J8代表たちに対してあたたかい励ましの言葉が送られました。若年層政策相のジョルジャ・メローニ氏は、J8代表の各国での選考過程における努力をたたえ、若者たちが意見を述べる努力を続けてほしいと強く呼びかけました。
また、副首相、大臣両氏は、「G8サミットがラクイラで行われる意味をすべての人たちが再確認し、また、世界で最も影響力のあるリーダーたちの会合が行われるこの場所で今もなお仮設の住居で暮らさざるをえない人々のことを覚えていて欲しい」と訴えました。また、今回J8代表たちに宿舎や交通手段の提供など全面的に協力してくれたイタリア消防局にも大きな拍手が送られました。
7月4日から始まったJ8サミットは、12日まで続きます。今年5回目となるJ8サミットの議題は、G8で討議される議題に関連して「経済危機下における子どもの権利」、「気候変動」、「アフリカにおける貧困と開発問題」の3つに子どもたち自身が選んだ「教育」を加えた4つの議題について議論し、宣言文にまとめ、7月9日にG8首脳陣に提出します。J8サミット2009の主なプログラムは以下の通りです。