【アフリカ栄養危機緊急募金】子どもたちに生きるチャンスを~ウクライナ危機の影響に苦しむ“アフリカの角” /日本ユニセフ協会
急性栄養不良の状態が深刻な地域
エチオピアでは、深刻な食料不安、高インフレ、干ばつなどの気候変動、感染症の発生や武力紛争が大規模な人口移動の原因となっており、複雑で長期化する人道危機が続いています。2024年は同国の6つの地域でさらに干ばつが深刻化する一方、南部地域では洪水が予想されており、避難民、食料危機、栄養不良を深刻化させる恐れがあります。
ケニアは2020年から続く雨不足と深刻な干ばつの結果、280万人が食料不安に陥り、5歳未満の子ども94万5,000人が急性栄養不良で、そのうち21万7,000人が重度の急性栄養不良に陥っているとされています。また、雨不足の影響により、2024年には食料や生乳の生産量が平均よりも下回ると予想され、食料価格が高騰すると見られています。
ソマリアでは、干ばつ、洪水、感染症の拡大、紛争などの影響で、約690万人が緊急の人道支援を必要としています。また、430万人が食料不足に苦しみ、150万人の5歳未満児が急性栄養不良に陥っています。過去40年で最悪の干ばつとそれに続く洪水によって、約4万3,000人が命を落とし、その半数は子どもです。また、気候変動によって230万人が避難を余儀なくされています。
マダガスカルでは気候変動による度重なる災害によって230万人が人道支援を必要としています。マダガスカル南東部地域では2年連続でサイクロンの被害を受けており、20か所の医療施設が破壊されました。また、ポリオやマラリア等の感染症が流行し、医療施設の負担が増大しています。2024年には、約55万人の子どもが急性栄養不良に、そのうち11万4,000人が重度の栄養不良に陥ると予想されています。
栄養治療センターで急性栄養不良の治療を受ける女の子(エチオピア)
東部・南部アフリカ地域では660万人の子どもを含む1,450万人が気候変動、栄養危機、紛争、貧困、感染症などによって支援を必要としています。
ユニセフは、2024年、すべての子どもが守られ、権利を享受できるよう、水と衛生、保健、栄養、教育、子どもの保護や開発のためのコミュニケーション(C4D)などを通じた行動変容や政府との連携に取り組んでいます。
ユニセフは、支援を必要とする子どもやその家族へ緊急支援活動を行うための資金を国際社会に要請しています。しかしながら、一刻を争う現地の状況に対し、必要な活動資金は圧倒的に不足しています。最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるために、アフリカ栄養危機緊急募金にご協力をお願いいたします。
栄養危機下にあるアフリカの子どもたちと家族に支援を届ける
ユニセフの活動を支えるため、
みなさまのあたたかいご協力をお願いいたします。
※2024年1月現在 1米ドル=140円で計算
※輸送や配布のための費用は含まれていません。
※ご寄付の金額は任意です。
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「アフリカ」と明記願います。 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
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*口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
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