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フィリピン超大型台風被害
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2006年11月30日から12月1日にかけて、フィリピンを襲った台風12号レミンは、62州に被害を受け、その中でも特にアルバイ州、南カマリネス州、マリンドゥケ州、カタンデゥアネス州の4州に壊滅的な被害をもたらしました。地元当局によれば、定期的に襲う通常の台風とは異なり、今回の台風の被害は甚大で、復興には数年を要するとみられています。
469,000人あまりの人々が深刻な被害を受け、アルバイ州だけでも30万人が避難生活を送っています。避難民向けのシェルターや基礎的な物資も依然必要とされています。広い地域にわたり、数千校の学校が破壊され、数十万人の子どもたちが教育を受けられなくなっています。大規模な感染症は防がれていますが、避難所の衛生状態も引き続き大きな懸念事項となっています。
1月に入ってからのユニセフの支援は以下の通りです。
さらに、ユニセフは574,148米ドル相当の緊急支援物資を調達し、被災地へ届けています。支援物資には、緊急家族キット、緊急医療キット、蚊帳、毛布、貯水容器やタンク、テント、シェルター用資材、マット、浄水剤、調理器具、仮設教室用の資材、学校の図書室用の本、お絵かき用の道具、スポーツ道具、発電機などがあります。
ユニセフは、2006年12月15日、1,292万米ドルの支援を国際社会に要請していますが、1月23日現在、141万7,528米ドル(約11%)しか受領していません。超大型台風の被害は前例をみないほどであり、さらなる支援が緊急で必要とされています。
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◇ 募金のお願い ◇
日本ユニセフ協会では、現地ユニセフ事務所の要請を受け、緊急募金を受け付けています。
皆様のご協力をお願い致します