世界の子ども物語
エチオピア・ラハムちゃんのお話

私はラハム。6歳の女の子です。アフリカのエチオピアにある南ウォロという村に住んでいます。今日は初めて予防接種(よぼうせっしゅ)を受けたのよ。ちくっとしてちょっと痛かったけど、お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに泣かなかったわ。えらいでしょ。この注射で、「はしか」っていう怖い病気にならなくてすむんだって。はしかになると、目が見えなくなっちゃったり、肌から血でたりして死んでしまうの。空気でうつるから毎日たくさんの人が死んでいってとても悲しいわ。今までは病気になるとレモンの汁やユーカリの葉っぱで治していたけどよく治らなかったの。今ではユニセフの人たちが注射をしてくれるから、怖い病気になる心配をしなくていいのよ。


それに栄養がたくさんつまったお薬も飲んだのよ。私の村は雨があまり降らなくて、食べ物ができないから私はいつもおなかがすいてふらふらしているの。でもこのお薬にはビタミンAという大切な栄養がたくさん入っていて、飲むと病気にかかりにくくなるんだって。ユニセフの人たちが私の村の子どもたち全員に注射とお薬をくれたの。これで毎日元気に遊んだり、学校に行ったりできるから本当にうれしいわ。


ラハムちゃん、病気にかからないようになってよかったね。世界には注射を1回受ければかからない病気で、死んでしまう子どもたちがたくさんいるんだって。ラハムちゃんのようにみんなが元気に遊べるようになるといいのにね。みんなはどんなことを感じたかな?感想を聞かせてね。

ラハムちゃんの受けた注射やお薬はどのくらいのお金で買えるのかな。みんなのおこづかいでも買えるかもしれないね。くわしく知りたい人は「ユニセフに協力するには」のページも見てみてね。世界の子どもたちの命を守るために必要なものがたくさん書いてあります。

ジュースが一本120円だから、もしジュースを飲みたいのをがまんしてユニセフ募金をしたら、世界の子どもたちのためにどんなことができるのかなぁ…?