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国内のニュース(1)

ユニセフ・カードってなあに?

 ユニセフ・カードを知っていますか?
 ユニセフでは、グリーティング・カード(メッセージを書き込むカード)やハガキを製作しています。
 ユニセフ・カードは、定価の約50%が世界158の国と地域で、ユニセフが現地で活動する資金となり、栄養不良や病気、紛争の影響などで苦しむ子どもたちを守るために役立てられます。ユニセフ・カードは50年以上にわたって世界中の人びとに愛用されており、すでに45億枚以上が購入されています。

 1947年、ユニセフに1枚の絵が届きました。ユニセフから援助を受けていたチェコスロバキア(当時)の女の子、イトカちゃんがガラスのかけらに描いた「平和な国の幸せ」という絵です。当時7歳のイトカちゃんのこの絵にたくさんの人が心を動かされ、その絵をデザインとしてグリーティング・カードが作られました。

●「タイの輝き」「タイのこもれび」
 グリーティング・カード「タイの輝き」「タイのこもれび」は、タイ北部の山岳地帯にくらす人びとが、サー・ペーパーと呼ばれる手すき紙を使い、手作業で仕上げたカードです。原料にはサーの木と呼ばれる、タイ北部に自生する樹木の樹皮が使われており、木を伐採することなく紙を作ることができます。この開発プロジェクトは、少数民族の人びとに働くチャンスを与え、地域が自分たちだけの力で活動することを支援するとともに、そこから得られる収益は、子どもたちへの教育の普及にも役立てられています。

●「ジンバブエのバティック」
 アフリカ・ジンバブエ共和国に伝わる伝統工芸品、ろうけつ染め布をカードデザインとして表現しました。布にくり広げられる世界は水の生物をモチーフに、自然のしくみをあらわしています。カード裏にも絵柄をつけ、色はターメリック、クミン、ピメント、こしょうといったスパイスの色をヒントにして作られたユニークなものです。

 このページで紹介しているカード以外にも、さまざまなカードやハガキ、それからTシャツをはじめとする衣料品や、赤ちゃんむけのおもちゃなどがあります。これらすべての製品は、定価の約50%がユニセフの現地での活動のために役立てられます。

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(財)日本ユニセフ協会 カード事業部