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「ユニセフウェブ写真展」

HIV/エイズの脅威(きょうい)にさらされる子どもたち

これまでのHIV/エイズによる死者は累計で2300万人にのぼり、この数は2010年までに4500万人になると予測されています。現在、HIVに感染している人は4200万人にのぼっており、2003年だけで新たに500万人がHIVウイルスに感染したと推定されています。恐ろしいのはそのウイルスだけではなく、子どもの家族の命をうばい、そして子どもだけが取り残されるような、エイズ孤児を生み出しているような状態です。これまでに1,500万人の子どもが親をエイズで失いました。このままいけば、2010年には、約2倍近い2,500万人の子どもがエイズで親を失い、孤児になると推定されています。

HIV/エイズは人の命を奪うだけでなく、さまざまな問題をひきおこしています。今回は、ユニセフがHIV/エイズに関するとりくみを写真と一緒に、みなさんにしょうかいします。

◆HIV/エイズってなに?

後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)という名前の病気で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスに感染して発病します。HIVに感染してエイズを発病するまでには5〜10年ほどかかります。発病するまでは、普通の人と同じように生活できますが、発病すると、免疫システムが壊されてしまうため、細菌や病原菌、カビなどによって、健康な人ならかからないような病気になってしまったり、悪性のガンができてしまったりします。開発途上国ではHIV/エイズは恥ずべきこととして隠されていることが多く、結核で亡くなったなどと言うことが多いようです。実際、エイズを発病した人の多くが、最後は様々な感染症を直接の原因として亡くなっています。

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