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ユニセフユース活動報告書vol.1

2. 夏休みユニセフ子どもセミナー2005 ファシリテーター報告

須藤 沙織 (Gグループファシリテーター)

グループワーク(1)

時間通りにくる子か少なかったせいか、みんなに上手に平等に説明したり、話したりできなかったので、せっかく打ち解けるチャンスを少し逃してしまったように思います。みんなたくさんのことを知っていて、でも、急に思い出せなかったりする子もいました。来た順に端から座ってもらったのですが、中高生がかたまってしまうと、そこだけで話が進んでしまうので、座る順番も気を使ったほうが良かったのかな、と思いました。

グループワーク(2)
お父さんがいないという子もいて、少し話を進めるのに苦労したけれど、“自分の家族の中で働いている人がHIVに感染したら…”と考えてもらいました。

グループワーク(3)
“特に意識しないのが一番いい!”という意見に早々とまとまってしまいました。みんな一度は学校などで考えたことがある事だったようです。いろいろ質問を変えて、“仲の良い友達がエイズになったら、自分に教えてほしいかどうか”と言う話題で、たくさんの意見が出ました。 でも、小さい子はいろいろな想像するのが難しいようでした。

グループワーク(4)
意見がなかなかでないので、身近な例がいいと思って、“みんながかよっている学校では何ができる?”と言っても、中学生以上の子になると、“学校で何をやってもあまり効果はない。みんな真剣に取り組まない。”という意見に落ち着いてしまいました。
途中でユニセフのスタッフの方がみんなのアイディアを引き出してくれて、少しずつ意見が出るようになりました。小学生の子のアイディアについて中学生の子は少し疑問があったようだけれど、自分のグループの意見として受け止めてくれているようでした。

その他、気づいたこと
お話やビデオの時間、小中学生は飽きて寝てしまったりする子がいました。床に座るのはとてもリラックスした雰囲気になるけれど、少し疲れやすくて、話を聞いたりビデオを見たりする時に集中できなかったような気もします。ビデオは言葉でなく、映像からいろいろなメッセージを訴えかけていて、中高生には胸に響くものであったように思うけれど、小学生には理解できないこともたくさんあったように思います。タイのエイズホスピスのビデオはかなり衝撃的であったようで、次のグループワーク④のときも、まだ、ビデオの世界から頭の切り替えがすぐにできなかったように見えました。

以上です。

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