「ユニセフウェブ写真展」
エクアドル
おさない先住民族の子どもたちが、健やかにそだつように!
ユニセフの支援でつくった教材を見てみよう
南米エクアドルには、20以上の先住民族たちがいます。そのなかのひとつが、キチュワ族の人びとです。今回はキチュワ族の人たちに使われている、教材を紹介します。
キチュワ族の歴史は古く、かつてインカ帝国をおこしたと言われています。そのキチュワの人びとをはじめとした先住民族には、独自の言葉や文化があり、子どもたちはその文化をうけつぎながら育つべきだという考えがあります。
そこで、教育省の一部と教育省の現地の事務所で、0〜5歳の先住民の子どもの成長や、教育のための教材をつくることになりました。ユニセフも協力して、教材の内容作りを手伝ったり、コミュニティで実験的につかってみるなどの支援をしました。
コミュニティの先住民族のリーダーたちと作り上げたので、その民族の物の見かたや価値観がとてもよく出ています。紙しばいのように、一枚いちまいに違ったイラストが描いてあります。この教材をつうじて、先住民族の人たちの生活やようすを考えてみましょう。
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★この資料はどうやって使っているの?
この教材はコミュニティのリーダーたち、保健のプロモーター、教師や女性グループなどに配られています。コミュニティの会合や何かのイベントの時に、またプロモーターなどが家庭訪問する時などに使うようにしています。先住民族のリーダーたちが製作にかかわっているので、キチュワ族の人びとには、問題なく受け入れられています。
それぞれの教材には、イラストとともに、民族のことばとスペイン語で短いメッセージが書かれているので、読み書きの教材としても使われています。
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