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ユニセフ子どもネットウェブマガジン
No.28
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ネットワーカーのニュース(3)

わたしのジャカルタ里帰り
〜ヤヤサンで出会った子どもたち〜

スラマッ・スィアング!ネットワーカーの須藤智美です。今年の夏、1年半ぶりに、昔すんでいたジャカルタにいってきました。

インドネシアの人口は約2億人、ほとんどの人がイスラム教徒です。スマトラ地震・津波などでよくこの国の名前を耳にすると思うのですが、日本人が住んでいるのは首都のジャカルタなので、津波のひがいはほとんどうけていません。

わたしがくらしていた5〜6年前までは、ストリートチルドレンも多かったんですけれども、最近では生活レベルがよくなってきたせいか、たくさんの子どもたちが学校にいけるようになりました。1年半ぶりにインドネシアにかえったのですが、友だちにあうだけじゃなくて、現地の人たちとふれあいたいという意味でも、ジャカルタ市内にある子どもをたすける財団「ヤヤサン」というところをたずねました。

 

市内のまちのようすです。

 

ヤヤサンのオフィスです。そこに今回は子どもたちがあつまってくれました。

 

あってきた子どもたちです。小学校2年から高校2年までいます。親が仕事につくことができなくて、学校にいかせてもらえない子どもたちが、おもに金銭的な支援をうけています。

 

わたしが今回自分であつめた古着やおもちゃをもっていきました。おりがみ、紙風船などでしたが、すごくよろこんでくれました。

 

わたしが小さいころ着ていたゆかたを、みんなに順番で着てみました。みんなとてもよろこんでました。

 

小学校2から3年の子どもたちです。

 

折り紙でつるなどを教えてあげました。さいしょは照れていましたが、だんだんみんないっしょにつくってくれました。

 

最年長の子たちです。高校生です。

 
完成したおりづるです。写真にうつっていませんが、このおじさんが折ったおりづるがいちばん上手でした。  

子どもたち全員との記念さつえいです。わたしのとなりにいるのが、お父さんのお友だちで、この団体をたちあげました。

インドネシアでは、こういった助け合いの精神が根づいていて、こういったヤヤサンという団体がいくつもあります。日本の企業の方がたも、支援活動にとりくんでいる方が多いです。わたしのお父さんの会社でも、利益の一部で学校をたてたりしていました。また、わたしが通っていたインターナショナルスクールでは、募金をしたり、親のいない子どもたちとあそんだりという活動もしました。

こうやって、日本で活動するのもわるくないと思いました。ヤヤサンの人たちは、子どもネットでこういった活動していると話したら、よろこんくれました。「ちょっとでも自分たちのことを気にかけてくれる人がいる、考えてくれる人がいるということは、とてもうれしいことだ」と話していました。私たちは世界を変えることができるというきもちをもって、これからも活動をつづけていきたいと思います。

Q どういうことによって、ストリートチルドレンがいなくなってきたり、生活レベルがよくなってきていると思いますか?

 わたしが思うには、路上で子どもたちが生活することや、物ごいしたりすることが規制されてきたということと、そして規制されてしまった子どもたちはどこへいったかというと、NGOなどの団体にいったり、国の政権も安定してきたり、そういったことが理由のひとつになっていると思います。

★感想:
−智美さんの話をきいて、ネパールにいったときのことを思い出しました。ストリートチルドレンなどのようすを思い出したりと、共感することも多かったです。良い経験をされたなぁと思います。NGOなどに行ったりすることで、今後活動の輪もひろがってくると思います。

−まだかんぜんによくなってきてはいないかもしれないけど、ストリートチルドレンがいなくなってきているときいて、うれしいです。わたしたちの活動で、すこしでもストリートチルドレンがいなくなったらいいなぁと思いました。

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