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〜J8サミットが行われました!(2)〜
J8に参加してきました! 品川さんのレポート
私は、今回はさんか者ではなくて、ファシリテーター(話し合いがうまくいくように調整をする人)としてお仕事をしてきました。世界中から集まった74人の子どもたちと、船の中で共同生活をしたんだけれど、修学旅行みたいで楽しかったです。
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イサヤ君と品川さん |
ディスカッションは、みんなしんけんに行っていました。6月7日には、その中の代表の子どもたちがブッシュ大統領や安倍首相と話し合いをしてきました。ドイツ政府からのお願いで、はじめはG8(アメリカ・カナダ・イギリス・イタリア・フランス・ドイツ・ロシア・日本)出身の子どもたちのみがリーダーたちと会えることになっていたのですが、「サミットの大きな議題の一つがアフリカの開発についてなのに、かんじんのアフリカの子どもがリーダーたちに会えないなんておかしい!!」という声がほかの子どもたちからあがりました。そこで、5日にベルリンで開かれた、ドイツのメルケル首相との話し合いの場でそれを直接たのんだところ、すぐに首相から「アフリカの子どもがリーダーたちに会えるように私が何とかします」との返事をいただきました。そして、タンザニア出身のイサヤ君がアフリカ代表でリーダーたちに会うことになりました。
J8が行われていたウィスマールからG8のサミットが実際に行われていたハイリゲンダムまでは、ヘリコプターで移動しました。みんながスーツなどの正装でヘリコプターに乗る中、一人だけタンザニアの伝統衣装を着ていたイサヤ君がとてもいんしょうてきでした。
「がんばってね!!」と言ってハグをするためにヘリコプターに近づいたとき、私は生まれて初めて、感動して涙を流すという経験をしました。タンザニアからドイツまではるばる来た男の子が、今から、世界でもっとも影響力のある8人に会う—。
リーダーたちが子どもの声を聞いても、どれくらいじっせんに移してくれるかはわかりません。でも、確かなことは、彼が今から、自分の言葉で思いを伝えてくるということです。アフリカはぜつぼうてきだ、という専門家もたくさんいますが、私は、伝統衣装を着てヘリコプターに乗り込むイサヤ君の姿に、アフリカの将来の光を見たような気がしました。
子どもの声は、もっともっとおとなに聞いてもらう必要があります。J8は、そういった意味でもものすごく大きな力を持っています。次の開さい地は、北海道です。どんな子どもたちが集まってくるのでしょうか。今から楽しみですね!
≪文:品川夏乃≫
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J8 は、ユニセフ、モルガン・スタンレー、G8議長国の共同事業です
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