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「子どもの権利条約」が18歳の誕生日をむかえる
〜子どもの権利条約採択から18年〜
◆子どもの権利って何?
みなさんは普段の生活の中で、「子どもの権利」について考えてみたことはありますか? 人間はみな、子どももおとなも一人ひとりがその存在を尊重され、保護を受ける権利があるのです。
長い間、子どもは「おとなになる途中の未熟な人」、「おとなの持ち物」としてあつかわれてきたため、「子どもの権利」がおとなと同じように主張されるようなことはありませんでした。しかし、第2次世界大戦で多くの子どもたちが命を失った悲しい経験を通じて、二度とこのようなあやまちを繰り返してはいけないという思いから、1989年に「子どもの権利条約」は生まれました。そして2007年の今年、「子どもの権利条約」は満18歳の誕生日を迎えました。現在では193の国が締結しています(2007年7月現在)。この「子どもの権利条約」はユニセフの活動の基本となっています。
では、「子どもの権利条約」に書いてある「子どもの権利」とはいったい何でしょう。大きく分けて4つの権利があります。
みなさんは普段の生活の中で、この4つの権利のうちどれかひとつでも、「守られていない」などと感じたことはありますか?
もしあったとしたら、それはどんなときでしたか?また、もし自分自身や身のまわりの友だちはみんな、この4つの権利がしっかりと守られているとしたら、「子どもの権利が守られていない子ども」とは、どのような状況に置かれた子どもたちなのでしょうか?家族や友だちといっしょに考えてみましょう。
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