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2005年夏休み「ユニセフリーダー講座」のご報告

2005年8月19日(金)、ユニセフハウスにて中・高校生を対象としたユニセフリーダー講座が開かれました。東京都や近県以外からも全国から42名の中・高校生が参加してくれました。

ユニセフ基礎講座や、ユニセフハウスの展示スペースの見学など、ユニセフに関する学習のほかにも、世界で起きている問題を知り、広く国際的な視点を持ってもらおうと、開発教育協会(DEAR)からファシリテーターをお呼びして、アクティビティを通して、プランテーションで働く女の子の暮らしについて学びました。紙芝居やロールプレイなどを使って、このような働く子どもの問題を、私たちはどう考えたらいいか、何ができるのか、グループで話し合いました。

また、テレビ電話を使って、福岡県立久留米高等学校の生徒3名による「世界の貧困と飢餓について〜私たちが知らない世界がここにある〜」の発表を行いました。自分たちと同年代の生徒が訴えかける、貧困が主な原因となって世界で起きているさまざまな問題に、参加者の子どもたちは耳を傾けていました。

子どもたちは、プログラムの中でも、東京大学大学院に在学中のルーマニア人留学生、ヨネスク・マグダレーナさんによるゲストトークショーに一番興味をもったようです。「私がどこの国から来たかわかるかな?」と話し始めたマグダレーナさん。ルーマニアが社会主義だったときにどんな暮らしをしていたか、そして現在ルーマニアやその他の東欧諸国が抱える子どもに関する問題や、自分が日本に留学した理由や現在の研究などについてお話してくれました。子どもたちは、マグダレーナさんが語る体験談を真剣に聞いていました。

次回のリーダー講座は2006年の夏に予定しています。ホームページやT・NET通信などでお知らせする予定です。ご参加、お待ちしております。

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財団法人 日本ユニセフ協会