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平成19年度春季ユニセフ・キャラバン・キャンペーンの報告

1979年の国際児童年よりスタートし、全国を4年間で一巡している『ユニセフ キャラバン キャンペーン』。今年の春は、下記の日程で関西6県を訪問しました。

  • 5月22日〜23日:兵庫県
  • 5月24日〜25日:京都府
  • 5月29日〜30日:和歌山県
  • 5月31日〜6月1日:奈良県
  • 6月5日〜6日:滋賀県
  • 6月7日〜8日:三重県

『ユニセフ キャラバン キャンペーン』では、各県とも一日目には知事・教育長への表敬訪問及び教職員・指導主事対象の研修会、二日目には学校でのユニセフ学習会を実施しました。知事・教育長への表敬訪問では、知事・教育長とのメッセージ交換を行い、県内でのユニセフへの支援に感謝を表すとともに、引き続き一層のご理解とご協力をお願いしました。

県内の教職員、指導主事の方々を対象とした「ユニセフ研修会」では、ユニセフの活動や特長についての説明に加え、ユニセフが推進している地球市民としての自覚などを養うことを目的とした「開発のための教育」の手法を用いて、「子どもの権利条約」についての参加者全員が参加するアクティビティを行いました。

研修会の参加者からは「ユニセフの名前は知っていたが、今日は詳しい事業の内容を知ることができた。募金程度しか知らなかったので、多くの内容を知って驚いた」「子どもの権利条約の内容について、わかりやすく知ることができた。世界の中での日本の状況も見えてきた」「私たちは世界の現状を再認識し、現場で危機感を持ちながら、子どもたちにいろいろなことを伝えていきたい」など、さまざまな感想が寄せられました。

学校のプログラムでは、ビデオ上映などによるユニセフ活動の説明のほか、ネパールで毎日の水くみに実際に使われている水がめや、マラリアの被害から子どもたちやその家族を守るための蚊帳などの紹介と体験学習を通して、世界の子どもたちの現状についての理解を深め、今後、自分たちで出来ること考えていただきました。

子どもたちからは「ユニセフってどんなことをしているのか、あんまり知らなかったけど、今日の集会でよくわかりました。ビデオを見た時、自分にはあたりまえの生活でも、家族や家を失った人にとってはあたりまえでないということを改めて感じました。自分は、今何ができるのか、地球に住んでいる人間として考えていきたいです」「世界で3秒に1人の割合で人が死んでいると聞いて、びっくりしました。ぼくたちは毎日、食べる、学校へ行くのが当たり前と思っていたけれど、世界には学校へ行けない子どもたちや苦しんでいる子どもたちがたくさんいるとわかって、その子どもたちを助けていきたいと思う」などの感想が寄せられました。

秋季ユニセフ・キャラバン・キャンペーンは10月9日より長野県・山梨県・福井県・石川県・富山県・新潟県を訪問する予定です。

写真:©日本ユニセフ協会 学校事業部

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財団法人 日本ユニセフ協会