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2009年ユニセフセミナーのご報告

2009年8月7日(金)と10日(月)、ユニセフハウスにて教職員を対象としたユニセフセミナー(文部科学省後援)を開催しました。両日合わせて83名の方々が参加しました。

両日ともに午後から半日のスケジュールで行われ、冒頭では文部科学省より大臣官房国際課 国際協力政策室長 浅井孝司氏から「わが国の『知』を活かした国際協力の推進」というテーマでご講演いただきました。


次に、ユニセフ基礎講座や、ユニセフ協会が提供している資料のご紹介、教室ですぐに使える「子どもの権利条約についてのアクティビティ」を体験しました。ユニセフハウスの展示スペースの見学後、7日は神奈川県 川崎市立御幸中学校 竹内右子先生より、開発途上国でのユニセフの支援活動視察(モンゴル)のご報告とスタディツアーを活用した実践事例についてご報告をいただきました。また10日には、先駆的な取り組みとして、東京都品川区教育委員会指導主事滝渕正史氏より、社会性の高い子どもの育成を目指して実施している品川区の「市民科」の試みについてご報告いただきました。いずれの報告も参加者からとても好評でした。

参加者のアンケートでは、「何故募金をするのか、世界の子どもたちは今、どんな状況にあるのか、自分たちの活動はどんなことに役立つのかなどを具体的に示して、子どもたちに呼びかけをしたい。そのためのデータ、写真、資料になるものが色々あった。」「日本の子どもたちが恵まれているという、忘れていることを思い出させてくれてよかった。」「学んだことを児童会の子どもたちにも伝えていきたいと思いました。資料を取り寄せたり、メルマガを購読したりはしていますが、実際に足をはこんで自分の耳で聴いたり見たりしたことは、ずっとインパクトが強かったです。」「世界各地の子どもの現状が具体的に分かる。また、教材が充実していたので、学校でぜひ使わせていただきたい。」「先進的な学校の実践事例を多く知り、自分の授業改善に活かしていきたいと思います。」などの声が多く寄せられ、充実したセミナーとなりました。

来年度も同時期にセミナーの開催を予定しております。ホームページやTNET通信などでご案内いたしますので、是非ご参加ください。


写真:(財)日本ユニセフ協会

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財団法人 日本ユニセフ協会