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2010年度ユニセフリーダー講座のご報告

2010年8月13日(金)、ユニセフハウスにて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催しました。当日は、首都圏を中心に全国から99名の中学生・高校生が参加しました。
ユニセフ基礎講座では、ユニセフの活動や開発途上国の子どもたちの現状についての説明と、ネパールの水がめを実際に持ってみる体験学習も行いました。その後、開発途上国の保健センターや学校の教室を再現したユニセフハウスの展示スペースを見学しました。

後半のゲストコーナーでは、横浜商科大学商学部に在学中のネパール人留学生、エソダ・バスネットさんをお迎えしました。エソダさんから自己紹介を含めたパワーポイントを用いてのネパールの基礎知識、教育と学校の現状、ネパールが抱える子どもに関する問題について解説がありました。後半はアクティビティを通して、ネパールの教育の問題についてグループで学びました。テーマは「君がユニセフ担当官なら」。「ネパールのある地域の女子に対する教育状況を考え、より多くの女の子たちが小学校に行き、卒業するために、どういう活動をするとよいのか、その活動はどういう理由でするのかを考え、その活動にふさわしいプロジェクト名をつける」という課題についてグループで話し合いました。どのグループも活発に意見交換し、グループ討議の結果を発表しました。最後にはエソダさんによるネパールの歌と舞踊の披露があり、有意義で楽しい講座となりました。

参加者のアンケートでは、「初めて参加しましたが、とても今の自分の生活を考えさせられました。洋服を買うなら、そのお金を募金しようと思いました。これからは他国のことに目を向けていきたいです。将来はユニセフの活動などに関連するお仕事をしたいです。」「今日は学校ではできない話し合いや世界の状況について学ぶことができたので、とてもいい勉強になりました。みんなで関心をもって意見を出し合うことは、とてもいいことだと思いました。」「事業を企画するというアクティビティがとても印象的でした。学校ではそのような授業があまりないのでとても楽しく学べました。この機会を今後の生活に活かしたいです。」「世界全体が平和に暮らせるようになってほしい!!“私たちが動けば世界は変わる”がんばって変えてみせます!!」などの感想が寄せられました。

次回のリーダー講座は2011年の夏に予定しています。ホームページやT・NET通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。


写真:(財)日本ユニセフ協会

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財団法人 日本ユニセフ協会