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2011年度ユニセフリーダー講座のご報告

2011年8月12日(金)、ユニセフハウスにて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催しました。当日は、首都圏を中心に全国から86名の中学生・高校生が参加してくださいました。
ユニセフ基礎講座では、開発途上国の子どもたちの現状やユニセフの活動について、また、現在東日本で行っている緊急・復興支援の様子をビデオやスライドを使って学習しました。その後、開発途上国の保健センターや学校の教室を再現したユニセフハウスの展示スペースを見学しました。

後半のゲストコーナーでは、横浜商科大学商学部に在学中のネパール人留学生、エソダ・バスネットさんをお迎えしました。エソダさんから自己紹介を含めたパワーポイントを用いてのネパールの基礎知識、教育と学校の現状、ネパールが抱える子どもに関する問題について解説がありました。続いて、「君がユニセフ担当官なら」というテーマでグループワークを行いました。「ネパールのある地域の女の子に対する教育状況を知り、より多くの女の子たちが小学校に行き、卒業するために、どういう活動をするとよいのか、その活動はどういう理由でするのかを考え、その活動にふさわしいプロジェクト名をつける」という課題についてグループで話し合いました。どのグループも活発に意見交換し、グループ討議の結果を発表しました。最後にはエソダさんによるネパールの歌と舞踊の披露があり、有意義でとても楽しい講座となりました。

参加した生徒のみなさんからは、「すごくためになった、今日学んだことを自分の人生にいかしたい」「将来、困っている子どもの役に立てるような仕事に就きたいな、と思いました」「ユニセフは募金のイメージしかなかったけど、具体的に何をしているかわかってよかった」「学校で今日のことについて話し、開発途上国の子どもたちのために自分にできることを実行していきたい」という頼もしい意見や、「グループ学習・歌・ダンス・・とても楽しくてあっという間でした。」「普段接することができない同世代のかたと充実した話し合いを通して様々な体験ができました」「エソダさんのお話がとても聞きやすく歌・ダンスが素敵だった」などの感想が聞かれました。

次回のリーダー講座は2012年の夏に予定しています。ホームページや学校への通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

写真:(公財)日本ユニセフ協会

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財団法人 日本ユニセフ協会