「科学者になりたい」

リベールくん、15歳(エクアドル)

© UNICEF/UN059605/Arcos

2016年に大きな地震が起きて、ぼくの家も壊れてしまいました。今、復興に向けて頑張っているところです。ぼくは、ずっと科学者になりたいと思ってきましたが、地震のあと、ぼくには夢をかなえるチャンスがあるんだって思って、前よりもその夢が大きくなりました。

エクアドル大地震

2016年4月16日、エクアドル沿岸部をマグニチュード7.8の地震が襲い、被災者は72万人にのぼりました。ユニセフは安全な飲み水の提供、衛生設備の整備、教育、心理ケア、子どもや妊産婦への栄養指導、ジカ熱予防などの支援活動を行いました。

大活躍するユース・ボランティアリベールくんも

パペットで子どもと遊ぶリベールくん©UNICEF/UN059603/Arcos

災害や紛争、難民キャンプなどの非常時において、子どもたちの“心のケア”はユニセフのとても大切な活動のひとつです。自らも地震で被災したリベールくんは、ユニセフ・エクアドル事務所が地震発生直後に立ち上げた「Return to Happiness (もう一度幸せになろう)」プロジェクトのユース・ボランティアとしても活躍しています。

「Return to Happiness プロジェクトでは、近所の子どもたちを集めて一緒にパペットを使って遊んだり、本の読み聞かせをしたり、衛生指導をしたりしています。地震を思い出して不安になる子どもがたくさんいたけど、もうみんな怖がらないし、明るさを取り戻したよ。僕も彼らを見ていると笑顔になれるんだ」

自然災害緊急募金はこちら

scroll