エボラ出血熱って?
2014年3月から西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアを中心に、世界中で猛威をふるったエボラ出血熱。エボラウイルスによって広がる、まだ治療薬が開発されていない感染症です。
エボラの流行が始まって以降2年以上の間に、2万8,637人が感染し、そのうち4,767人が子どもでした。そして、死亡者1万1,315人のうち、3,508人が子どもであり、死亡者の4分の1を占めています。
2016年1月14日、エボラ出血熱は、世界中からの支援のおかげで、流行3カ国(リベリア、シエラレオネ、ギニア)で終息宣言を迎えることができました。
しかし、この3カ国で、ファトゥマさんのように、片親もしくは両親を亡くした子どもたちは2万3,000人ちかくいます。そうした子どもたちにとって、エボラ出血熱の影響はこれからもずっと続くのです。