モーリタニア
貧困世帯を対象に行われた食糧支援で、支援物資を受け取った男の子
モーリタニアの基礎データ
- 面積103万平方キロメートル(日本の約2.7倍)
- 首都ヌアクショット
- 人口453万人
- 5歳未満児死亡率76人/1000出生あたり(2018)
※データは主に外務省HP、「世界子供白書2019」による。 地図は参考のために記載したもので、国境の法的地位について何らかの立場を示すものではありません。
モーリタニアが抱える課題~栄養~
サヘル・サハラ地域に位置するモーリタニアでは、干ばつの影響によって農業や生態系の悪化などによって、子どもたちが栄養不良にさらされています。特に、国の中心部(Aftout地区)と、隣国マリから避難してきた人たちが暮らす難民キャンプのM‘Berraがある最貧困地域の状況が深刻です。子どもたちの栄養状態は身体や脳の健全な発達のためにとても重要で、成長期に深刻な栄養不良に陥ると、身体や脳の発達が遅れ、長期にわたって影響を受けてしまいます。
ユニセフとパートナー団体は、過去10年以上にわたり、重度の急性栄養失調に対処する能力を強化するためのモーリタニア政府の取り組みを支援してきました。その結果、81%の医療機関で重度の急性栄養不良患者の治療が可能となりました。