長野県小川村立小川中学校
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小川中学校の全校生徒数は48人。生徒会本部では伝統となっている「アルミ缶回収活動」を先輩から引継ぎ、継続させています。本年度は全校からのアンケートを基に支援先を検討し、要望の多かったユニセフへの募金に決定をしました。
たくさんの方々にご協力いただいたおかげで、280kgを回収することができ、換金額11,233円をユニセフに募金することができました。
生徒の感想より
- 小川中学校では、毎年アルミ缶回収を行っていますが、収益金の使い道を全校で考え、回収活動を行うことが課題となっていました。今年は全校48人にアンケートをとり、アンケート結果からユニセフへ募金しようと決め、全校一丸となってアルミ缶を集めました。昨年は日本国内の被災地へ寄付しましたが、今年はユニセフへの募金と決めました。国内の被災地に比べなかなか身近に感じにくい部分もありましたが、だからこそ、よく知り、目を背けずに学んで自分たちが何ができるのか考えなくてはならないと感じました。アルミ缶回収をしながら、私たちは「アルミ缶を回収」しているのではなく、「ユニセフへの募金」つまり「支援」をしていることを全校で意識できるように工夫しました。具体的には自分の出したアルミ缶が何円になり、それによってどれだけの子どもが救われるのか、ということを考えるなどです。自分たちにできることはないかをよく考えることができたと感じています。苦しい暮らしをしている人々に自分たちができることは限られているかもしれません。しかし、今回のアルミ缶回収を通して、自分たちの日常の中で小さな努力を積み重ねることで救える人々がいることを感じました。これからもアルミ缶回収やその他の活動を通して、世界に貢献できたらと思います。
- 今回のアルミ缶回収でたくさんの地域の方々にも協力して頂いたことが心に残っています。近所の方にも生徒自ら声をかけ、280kgものアルミ缶を集められました。一人一人がアルミ缶回収に対して、一生懸命に取り組んだことで、世界中の子どもたちを助けられることをとてもうれしく思います。さらに、SDGsの「2 飢餓をゼロに」と「3 すべての人に健康と福祉を」に貢献できたと思うと、これからも似たような活動に進んで取り組みたいと思いました。
- これまでユニセフに募金をしたことは何回かあったけど、しっかりとどんな人たちに募金しているかは考えたことがありませんでした。今回のアルミ缶回収の活動ではどんな人たちに募金をしているかを知りました。自分と同じくらいの世代の人や、自分よりも小さな子どもが毎日危険と隣り合わせになって生活していることを改めて知り、アルミ缶の回収により、その子どもを一人でも救えることができたと思います。自分で直接何かをすることはできないけれど、間接的にでも何かできることを見つけ、貢献したいと思いました。
- 今まであまりユニセフやSDGsについて詳しく知らなかったけど、今年度のアルミ缶回収でユニセフへ募金することになり、たくさん調べてみたら予想以上に「私だったらこんな生活は想像できない」と思うような大変な状況なところもあって驚きました。少しでもその人たちに役立てたら良いなと思い、近所の人にも声をかけたりしてたくさん集めることができました。全校で協力し、たくさんのアルミ缶を集めることができて良かったと思いました。
- 私はアルミ缶回収で全校の意見を集めて目標を立て、SDGsなどの活動にも参加をしてアルミ缶回収をしていてアルミ缶を持ってきている人たちもやりがいがあると思うので良い活動だと思いました。SDGsを知らない人にも分かるように説明をし、集まったアルミ缶が何円に換金され、ユニセフに募金するとどんな支援に役立てられるのかを明確にしているのが良かったと思いました。合計で280kgのアルミ缶を回収することができ、換金したお金をユニセフに寄付することができることをとてもうれしく思います。