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眠れる“タンス外貨”のご寄付を
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公益財団法人 日本ユニセフ協会(東京都港区 赤松良子会長)は、このたび、東海大学文学部広報メディア学科の学生有志の制作協力を受け、日本国内で眠れる外貨を途上国支援に役立てる「ユニセフ外国コイン募金」をよびかける30秒の公共CM(動画)を完成。旅行シーズンまでわずかとなった本日、ホームページで公開されました。また、本日以降、東京や千葉、埼玉、仙台の屋外ビジョンでも順次公開される予定です。(※2015年5月中旬まで放映予定。開始日・終了日は、各屋外ビジョンで異なります)
海外旅行や出張で使い残した外国通貨は、一部の紙幣を除けば、日本で換金することができません。多くの場合、タンスや引き出しの中で眠ってしまうといわれています。これらの「タンス外貨」が、ユニセフ(国際連合児童基金)を通じて世界の子どもたちへの支援に有効活用できることを、より多くの方々に知ってもらいたいーそんな想いに、学びを通じてメディアと社会との関係を考える学生6名が、創作と表現の力をもって応えました。
国内の主要空港やユニセフ外国コイン募金実行委員会各社に設置されている募金箱(下記「募金方法」参照)などでお預かりした外国通貨は、ユニセフハウスなどで通貨別に仕分けされた後、世界の子どもたちのための活動に活用されます。業種を超えた企業や、いろいろな方々の協力により成り立っている「ユニセフ外国コイン募金」。このたび、公共CMを活用した広報・募金活動に、若い学生の力がボランティアで加わりました。
© 日本ユニセフ協会/2015 |
軽快なリズムにのって踊り出す外国コイン。次第に、予防接種や安全な飲み水、そして笑顔にその形が変化してゆく本CMは、家や会社に置かれて活用されていない外貨が身の回りにあることを思い出させ、誰かの何かの役に立つものだと気づかせてくれます。
制作を担った東海大学4年、小山さん、松本さん、竹内さん、小俣さん、多賀さん、原田さんの6名は、撮影を振り返り、次のようにコメントしています。
「こうして外国コイン募金の公共CMを制作するという形で、開発途上国のことを考えるきっかけになりました」
「引き出しの中のわずかなコインが、人と人がつながり、子どもたちを助けることの力になれたらと思います。そしてこの活動を多くの人に知ってもらい、多くの人へとつながり、大きな力になってほしいです」
「引き出しの中に眠っているものが、外国コイン募金という形で力になれるのだととても驚き、感動しました」
「海外旅行の思い出でしかなかったコインが、命を守るための手助けになれるのだと思うと、急にコインが尊いものに見えてきました」
「海外に行き、余ったコインを持ち帰り、そのコインは募金として集められ、仕分けられ運ばれるという中で、さまざまな人の手を渡り届けられるということで、この活動はまさに『世界がつながる』ということだと思いました」
「自分たちの制作した映像を見て、少しでもこの活動を知る人が増えてくれればと思います」
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本募金活動は、実行委員会にご参加いただいている毎日新聞社、日本航空、三井住友銀行、JTB、日本通運の全面的なご協力を得て、1992年にスタート。
過去22年間(1992年〜2013年※)でお寄せいただいた募金は、累計168トン213キロ、約7億8,000万円(日本円を除く※※)にも上ります。
※2014年分は、現在換金・集計中です。2015年7月初旬に金額が確定する予定です。
※※外国コイン募金には、日本の通貨が含まれていることがよくあります。日本円を含めた過去22年間の金額は、累計9億8,000万円になります。
■募金方法
※募金として活用できるのは現在流通しているコイン・紙幣のみです。
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