ワンミニッツビデオ One Minute Video 〜世界へ届けよう1分間の映像メッセージ〜

解説

いま、私たちは情報過多の時代を生きています。私たちの身の周りには、テレビ、パソコン、メール、インターネット、携帯電話などの情報媒体が満ち溢れています。こうした中で、子どもたちの主体的な情報活用能力を育成することが求められています。また、情報に適応するだけでなく、情報や意見の発信者として自身の考えを適切に伝えられる子どもを育てられなければ、世界の様々な問題を一緒に解決することはできません。現代は子どもも社会に参画することが強く求められる時代です。

(公財)日本ユニセフ協会では、2010年よりOne Minute Video事業の取り組みを始めました。One Minute Videoは、メッセージを1分間の映像で伝えるという活動です。One Minute Videoを通じて、子どもたちの協調性、創造力、表現力などが育くまれると信じています。

作品集

第5回ユニセフOne Minute Videoコンテストにて、
以下の作品が最優秀賞・優秀賞・ジュニア奨励賞に選ばれました。

最優秀賞

勇気をください。岡山県立岡山芳泉高等学校 美術部

制作者コメント誰にでも勇気があるわけではない。この作品はそんな人たちに焦点をあてたものです。

 
優秀賞

魔法の絵本専門学校穴吹デザインカレッジ 5班

制作者コメントこの作品は世の中には文字を読むことの出来ない子どもたちがいて、更にその中でも女の子が多いことを知ったことから作ろうと考えました。仲間外れはダメ、そんな思いがこもった作品です。

優秀賞

Don't leave me aloneデジタルハリウッド大学 中村 恭平

制作者コメントこの作品を通して、私は自分の国際環境への配慮のなさを実感しました。UNICEF募金を通してこんなにもたくさんの命が救われていることに大変驚き、その思いを映像にしようと奮い立ち、この作品が生まれました。今回こだわった点は映像の中に出てくる"ビー玉"です。実際に発展途上国に行って撮影をすることはできないので、簡単に割れたり傷つきやすいビー玉を使うことで、人の命を再現しました。

ジュニア奨励賞

disaster -災害-さいたま市立浦和中学校 A組2班

制作者コメント一枚一枚少しずつフィギュアを動かしながら、撮影を進めていきました。とても地道で完成がなかなか見えてきませんでしたが、みんなで協力して完成することができました。フィギュアの顔を変えずにフィギュアの心情を表現できるように工夫しました

ジュニア奨励賞

自分たちができること大島町立第一中学校 美術部

制作者コメントこの動画はExcelのセルを塗りつぶしてドットでつくりました。部員みんなで苦労して一枚一枚つくったデータを画像に加工し、PowerPointで動画に変換しました。この動画では私たち先進国の行動が地球全体に影響を与えているということを伝えています。5年前大地震の時に頑張っていた節電も、忘れられてしまったように感じます。世界中には環境破壊の中に置き去りにされている人々が大勢います。責任は先進国の私たちにあります。大きなところでも私たちにするべきことがあるはずです。