第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議に向けたユニセフ子ども&若者セミナー in YOKOHAMA
参加者募集中!

日時 2001年3月28日(水)9:30〜17:00
会場 神奈川大学(神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1)
主催 (財)日本ユニセフ協会、神奈川大学
参加資格 中・高生を主な対象としますが、小学校高学年、大学生、大学院生および一般の参加も歓迎します。
参加方法 〒住所、氏名、年齢、性別、電話/Fax番号、学校・学年、e-mail アドレスを記入し、「子ども&若者セミナー参加希望」と明記して、はがき、FAX、e-mailでお申し込みください。事務局より、参加証を送付します。
参加費 無料。ただし、会場までの交通費と当日の昼食(大学構内19号館内食堂が利用できます)は各自ご負担いただきます。
定員 400名
応募先 下記事務局
締め切り 2001年3月24日(土)

お申し込みとお問い合わせは…
「子ども&若者セミナー」事務局
〒163-8688 東京都新宿区大京町31-10 (財)日本ユニセフ協会 広報室内
TEL.:03-3355-0161 FAX:03-3355-3473 e-mail:seminar@unicef.or.jp


第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議とは

「第1回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(1996年8月ストックホルム)のフォローアップを目的とする第2回目の世界会議で、2001年12月17日から20日、横浜で開催されます。NGOグループ、ECPAT*、日本政府およびユニセフ(国連児童基金)が共催するこの会議は、NGO、国際機関および政府が対等な立場で、子ども買春や子どもポルノ、人身売買といった問題の解決に向けて話し合う国際会議です。
この第2回世界会議の主要な課題の一つが「子どもの参加」です。100名の子ども達を招待することが決定されおり、日本からは33名の子どもの参加が認められています。
この問題の現状や課題を子どもたち自身が真剣に学び、考え、行動していくことを目的に、「子ども&若者セミナー」は開催されます。

* End Child Prostitution, Child Pornography And Trafficking in Children for Sexual Purposes

ユニセフ子ども&若者セミナー in YOKOHAMA」開催の趣旨

「第1回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(1996年8月ストックホルム)のフォローアップを目的とする第2回世界会議が、2001年12月17日から20日にかけて、横浜において開催されます。
ストックホルム世界会議を契機に、子ども買春、子どもポルノ、性的目的のための子どもの人身取引といった問題が世界的な関心を集めるようになりました。日本においても、同世界会議へ政府およびNGO代表団が参加したことにより、この問題に対する本格的な取り組みが開始され、1999年には、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び保護等に関する法律」が成立・施行されました。
同法律の成立・施行は、国会議員をはじめ、関係NGOを中心とする日本の市民社会における地道な活動が実を結んだものです。このような日本の取り組みを評価し、スウェーデン政府は、1999年、ストックホルム会議のフォローアップを目的とする第2回世界会議の開催を日本政府に要請しました。キャロル・ベラミーUNICEF事務局長も、第2回世界会議の開催に日本政府が中心的役割を果たすことを要請しました。

第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議は、前回のストックホルム世界会議と同様に、NGO、国際機関および政府が対等な立場で開催する国際会議です。具体的には、子どもの権利条約に関するNGOグループ、ECPAT(End Child Prostitution, Child Pornography And Trafficking in Children for Sexual Purposes)、日本政府およびユニセフ(国際連合児童基金)が共催団体となっています。

21世紀の最初の年に、子どもの人権をテーマとする、従来の政府間会合でも、国連会合でもない新しい形態の「開かれた国際会議」が、日本で開催されるということは、歴史的意義のあることです。

この第2回世界会議における主要な課題の一つが「子どもの参加」の実現です。
前回のストックホルム会議で採択された「行動アジェンダ」にも明記されている「子どもの参加」については、1996年から2000年にかけて、様々な取り組みがなされてきました。代表的なものとして、ECPATの「国際若者参加プロジェクト」(IYPPP=International Young People's Participation Project)があります。
2000年5月21日から25日にかけてマニラで開かれた「国際若者会議(通称マニラ会議)」(International Conference for Young People)は、子どもや若者自身が企画・実施したもので、世界29ヶ国から180人の子どもや若者が参加し、子どもの商業的性的搾取の問題について真剣な話し合いが行われました。
第2回世界会議でも、子どもと若者の参加は重要な課題となっており、実際に世界から100人の子ども達が正式に参加することが決定されおり、日本からは33人の子ども達の参加が認められています。
また、世界会議開催中に予定されているサイド・イベントには、多数の日本の子ども達の参加が期待されています。

この「子どもの参加」を実現する第1歩として、財団日本ユニセフ協会では、子どもと若者が「子どもの商業的性的搾取」問題の現状、課題について学び、今後の取り組みについて議論する機会を設けることとしたものです。