東ティモールでのトイレの普及率は、36%。このままの改善のペースでは、
「2015年までに、基礎的な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減する」との国連ミレニアム開発目標を達成できるのは、2025年と見込まれます。
(※)ユニセフ・東ティモール事務所調べ
東ティモールでは、国民の90%が農村部に暮らしていますが、農村部の人の多くは、経済的に厳しい状況におかれています。このため、農村部での家庭用トイレの普及は、遅れており、下痢は、多くの子どもがわずらう病気です。また、全国で968小学校のうち、約2/3では、トイレがなかったり、壊れて使用できなかったり、または、トイレの数が足りない状況です。
そこで、ユニセフ・東ティモール事務所は、子どもたちが衛生的な環境で、健やかにくらせるよう、学校と家庭でのトイレの普及活動を行っています。
nepia千のトイレプロジェクトの支援を受けて、ユニセフ・東ティモール事務所は、NGOや住民とともに、トイレの建設を行います。また、学校や地域で衛生習慣の普及と定着の活動も合わせて行い、衛生的な環境が生み出され、住民が主体となって維持できるように支援します。
子どもたちが一日の多くの時間を過ごす学校を基準に選択し、支援対象地域を選びます。学校では、トイレの衛生的な環境を保つには、水源のほか、掃除やメンテナンスなどで、先生、保護者、自治体の担当者の協力がかかせません。現在トイレがある場合は、トイレのタイプを踏まえて、どの学校にトイレを設置するのか、総合的に検討し、決定します。
子どもたちが衛生的な環境で暮らすため、トイレの整備を行う学校に通う子どもたちの村で、家庭用トイレの普及を行います。
トイレの建設に必要なセメントや砂利、壁や屋根を組み立てるのに必要なワイ
ヤー、便器は、ユニセフが用意します。東ティモールの場合、1世帯用の資材を用意するのに、約40米ドルかかります。
ユニセフやパートナーのNGOがトイレの建設手順、仕組みを学校周辺の住民に説明します。
資材の運搬や、トイレの穴堀りは、住民が行います。ユニセフやNGOが建設に立会い、住民を指導していきます。建設の手順は、右の図の①〜⑦の通りです。
トイレを衛生的に使うには、住民自身が「自分たちのトイレを、自分たちのために、きれいに使う」という意識を持てるようにすることがポイントになります。
このため、ユニセフは建設作業に住民に関わってもらうほか、地面の上の部分、つまり、壁や天井などの素材は、住民が入手できる素材で、調達してもらうようにしています。
また、家庭によっては、トイレの中に、手洗いや便器に水を流すためのタンクを作ることもあります。
ユニセフは、現在、小学校に清潔で安全な水を確保すること、また、男女別のトイレをつくることを進めています。
男女別のトイレは、女の子の就学率と通学率を上げるためには、欠かせません。学校にトイレがなければ、初潮を迎え、生理が始まった女の子は、学校に行きにくくなり、休むうちに、授業がわからなくなって、学校を辞めてしまう・・・ということもあります。トイレは、女の子の教育に、大きな影響を与えるのです。
授業で習った手洗いやトイレの使い方を実践するのに、トイレは必要です。学校で衛生習慣を学んだ子どもたちは、家に帰れば、今度は「先生」として、
家族や幼い弟や妹に、トイレの使い方を説明することができます。
子どもたちは、トイレの使い方と衛生習慣を伝えるという重要なメッセンジャーになります。
小学校にトイレがあっても、
・壊れたままで使えない
・清潔に使われていない
状態であれば、トイレの機能が果たせません。
東ティモールでは、968の小学校のうち、約2/3の小学校で、トイレがない、または使用できない状態です。
ユニセフは、これまで147の小学校のトイレの建設、整備を行ってきました。
nepia千のトイレプロジェクトを通じて、15の小学校のトイレが建設、または修復され、子どもたちが衛生的な環境の学校に通えるようになります。
家庭用のトイレと同じく、ユニセフは、建設に必要な資材(セメントや砂利、ワイヤーなど)を提供します。このほか、換気などに使うパイプも支給します。
ユニセフやパートナーのNGOがトイレの建設手順、仕組みを学校周辺の住民に説明します。
ここでも、住民の主体性を引き出すため、資材の運搬、トイレの穴堀りは、住民が行います。ユニセフやNGOが建設に立会い、住民を指導していきます。建設の基本的な手順は、右の図の①〜⑤の通りです。※便器の取り付け、トイレの個室作りは、並行して進められます。
建設段階から、住民、特に生徒の保護者が関わることで、建設後のトイレのメンテナンスなどに、より多くの住民が積極的に関わるようになります。
東ティモールでのトイレの普及率は、36%。このままの改善のペースでは、
「2015年までに、基礎的な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を
半減する」との国連ミレニアム開発目標を達成できるのは、2025年と見込まれま
す。
(※)ユニセフ・東ティモール事務所調べ
東ティモールでは、国民の90%が農村部に暮らしていますが、農村部の人の多く
は、経済的に厳しい状況におかれています。このため、農村部での家庭用トイレ
の普及は、遅れており、下痢は、多くの子どもがわずらう病気です。また、全国
で968小学校のうち、約2/3では、トイレがなかったり、壊れて使用できなかった
り、または、トイレの数が足りない状況です。
そこで、ユニセフ・東ティモール事務所は、子どもたちが衛生的な環境で、健
やかにくらせるよう、学校と家庭でのトイレの普及活動を行っています。
画像を挿入した場合のサンプル。ALT属性がキャプションとして表示される。
nepia千のトイレプロジェクトの支援を受けて、ユニセフ・東ティモール事務所
は、NGOや住民とともに、トイレの建設を行います。また、学校や地域で衛生習
慣の普及と定着の活動も合わせて行い、衛生的な環境が生み出され、住民が主体
となって維持できるように支援します。
子どもたちが一日の多くの時間を過ごす学校を基準に選択し、支援対象地域を選
びます。学校では、トイレの衛生的な環境を保つには、水源のほか、掃除やメン
テナンスなどで、先生、保護者、自治体の担当者の協力がかかせません。現在ト
イレがある場合は、トイレのタイプを踏まえて、どの学校にトイレを設置するの
か、総合的に検討し、決定します。
子どもたちが衛生的な環境で暮らすため、トイレの整備を行う学校に通う子ども
たちの村で、家庭用トイレの普及を行います。
トイレの建設に必要なセメントや砂利、壁や屋根を組み立てるのに必要なワイ
ヤー、便器は、ユニセフが用意します。東ティモールの場合、1世帯用の資
材を用意するのに、約40米ドルかかります。
ユニセフやパートナーのNGOがトイレの建設手順、仕組みを学校周辺の住民に説
明します。
資材の運搬や、トイレの穴堀りは、住民が行います。ユニセフやNGOが建設に立
会い、住民を指導していきます。建設の手順は、右の図の①〜⑦の通りです。
トイレを衛生的に使うには、住民自身が「自分たちのトイレを、自分たちのため
に、きれいに使う」という意識を持てるようにすることがポイントになります。
このため、ユニセフは建設作業に住民に関わってもらうほか、地面の上の部分、
つまり、壁や天井などの素材は、住民が入手できる素材で、調達してもらうよう
にしています。
また、家庭によっては、トイレの中に、手洗いや便器に水を流すためのタンクを
作ることもあります。
画像を挿入した場合のサンプル。ALT属性がキャプションとして表示される。
ユニセフは、現在、小学校に清潔で安全な水を確保すること、また、男女別のト
イレをつくることを進めています。
男女別のトイレは、女の子の就学率と通学率を上げるためには、欠かせません。
学校にトイレがなければ、初潮を迎え、生理が始まった女の子は、学校に行きに
くくなり、休むうちに、授業がわからなくなって、学校を辞めてしまう・・・と
いうこともあります。トイレは、女の子の教育に、大きな影響を与えるのです。
授業で習った手洗いやトイレの使い方を実践するのに、トイレは必要です。学校
で衛生習慣を学んだ子どもたちは、家に帰れば、今度は「先生」として、 家族
や幼い弟や妹に、トイレの使い方を説明することができます。
子どもたちは、トイレの使い方と衛生習慣を伝えるという重要なメッセンジャー
になります。
画像を挿入した場合のサンプル。ALT属性がキャプションとして表示される。
小学校にトイレがあっても、
・壊れたままで使えない
・清潔に使われていない
状態であれば、トイレの機能が果たせません。
東ティモールでは、968の小学校のうち、約2/3の小学校で、トイレがない、また
は使用できない状態です。
ユニセフは、これまで147の小学校のトイレの建設、整備を行ってきました。
nepia千のトイレプロジェクトを通じて、15の小学校のトイレが建設、または修
復され、子どもたちが衛生的な環境の学校に通えるようになります。
家庭用のトイレと同じく、ユニセフは、建設に必要な資材(セメントや砂利、
ワイヤーなど)を提供します。このほか、換気などに使うパイプも支給します。
ユニセフやパートナーのNGOがトイレの建設手順、仕組みを学校周辺の住民に説
明します。
ここでも、住民の主体性を引き出すため、資材の運搬、トイレの穴堀りは、住民
が行います。ユニセフやNGOが建設に立会い、住民を指導していきます。建設の
基本的な手順は、右の図の①〜⑤の通りです。※便器の取り付け、トイレの個室
作りは、並行して進められます。
建設段階から、住民、特に生徒の保護者が関わることで、建設後のトイレのメン
テナンスなどに、より多くの住民が積極的に関わるようになります。
画像を挿入した場合のサンプル。ALT属性がキャプションとして表示される。
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