パートナー(協力企業)

サラヤ株式会社
アフリカ4カ国、ジョージアにおける新型コロナウイルス対策に
製品を寄贈

サラヤ株式会社は2020年12月から約1年間にわたり、新型コロナウイルス感染拡大に対応するユニセフの緊急支援活動に、同社製品の中から445.6万米ドル相当のアルコール手指消毒剤の寄贈および輸送の協力を寄せられました。寄贈製品は、アフリカのマダガスカル、マラウイ、コモロ、カメルーンのほか、南コーカサスに位置するジョージアの人々を感染症から守る活動に活用されています。

アフリカ4カ国では

新型コロナ感染症の世界的流行が始まる前から水と衛生状況が悪く、保健医療の体制が脆弱なところに感染流行がもたらした経済への影響で、アフリカの弱い立場に置かれた人々は、より苦しい生活を強いられています。さらにマダガスカルでは2020年、北部の洪水、南部で長引く干ばつに見舞われたうえに、デング熱やマラリア、はしか、新型コロナウイルス感染症の発生を受けて、厳しい状況が続いています。 このたびのアルコール手指消毒剤のご寄贈は、ユニセフ地域事務所が管轄する各国に対して行ったニーズ調査に応じたものです。石けんを使った正しい手洗いのための水や設備にアクセスできない場所では、アルコールベースの手指消毒剤を利用できるようにすることが、感染拡大を避けるために欠かせない対策です。ご寄贈いただいた支援物資は、4カ国の子どもたちとその家族、保健ケア従事者を感染症から守り、安全な学校生活の再開と継続、衛生教育の取り組みに活用されます。

ジョージアでは

新学期が始まっても、すぐに休校に追いこまれた地域を抱えるジョージアでは、感染対策の取組みの一環として、寄贈品がジョージアの教育科学省に引き渡されました。手指消毒剤を学校に配布する目的は、学校に通う子どもたちや教職員の間で、感染症の拡大を防ぎ、病気のリスクを減らすことです。 西部の都市ゴリにある、ゴリ公立第3小学校で行われた引き渡し式には、ジョージア教育科学省、ジョージア日本国特命全権大使、シダ・カルトリ州副知事、ユニセフ・ジョージア事務所代表が出席し、ジョージアの教育・学校関係者が教育機関における感染リスクを軽減するための衛生手順についても再確認されました。 子どもたち、教職員にとって安全な学習環境を整えることで、すべての子どもたちが対面式の学習を継続的に受けられるようになります。

サラヤ株式会社によるユニセフの緊急支援活動への多大なご協力に謹んで感謝申し上げます