黒柳 徹子
Tetsuko Kuroyanagi
Tetsuko Kuroyanagi
黒柳徹子さんは、高名なバイオリニストの娘として東京に生まれました。東京音楽大学を卒業。在学中はオペラを専攻していました。東京の劇団文学座とニューヨークのMary Tarcaisスタジオで演劇を学び、その後の女優としての彼女の活動は、広く賞賛されています。
しかしながら、彼女が持って生まれた才能は、女優の枠をはるかに超えています。「日本人が最も好きなテレビ司会者」に選ばれること10回以上。日本のテレビ界において最も栄誉ある放送文化賞も受賞しています。トーク番組『徹子の部屋』は、1976年から今日に至るまで、ほぼ毎日放送され、日本でアーティストとして活躍する人々に贈られる数々の主要な賞も受賞されました。
黒柳さんの幼年時代を描いた自伝『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は単行本・文庫本合わせて累計800万部を発行し、『トットちゃんが出会った子どもたち』(1996年)、『トットちゃんとトットちゃんたち』(2001年)、『トットちゃんと地球っ子たち』(2012年)では、ユニセフ親善大使として子どもたちのために世界中を視察した様子が紹介されています。
黒柳さんは2003年、長きにわたるユニセフ親善大使としての功績を称えられて、日本政府より瑞宝中綬章を授与されました。また、2015年には文化功労者に選ばれました。