先進国ならば助かるはずの3つの病気で、年間200万人の子どもたちが5歳になる前に命を落としています。
この3つの病気は、いずれも治療や予防が可能です。あなたのご支援で、世界中で守れる命を増やすことができます。
ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム
肺炎に苦しむ子どもを治療する抗生物質147人分に変わります。
地域保健員に子どもの病気への対処法の研修を1日実施できます。
身体の抵抗力を高めて病気を防ぐビタミンA(1年間分)5,000人分に変わります。
下痢による脱水症状を和らげて命を守るORS(経口補水塩)3,750袋に変わります。
マラリア蚊から子どもたちを守る殺虫処理済みの蚊帳154張りに変わります。
※ご寄付の金額は任意です。 ※輸送や配布のための費用は含まれません。 ※2014年9月現在の価格
医療施設から遠く離れたソロモン諸島の村で、2歳のジェニーが肺炎による呼吸困難に苦しんでいます。風邪に似た症状のため見過ごされ、手遅れになってしまうことの多い肺炎は、幼い子どもの命を最も多く奪っている病気です。
手遅れになる前に
抗生物質
肺炎は、兆候を見逃さないことが肝心です。研修を受けた保健員が呼吸数を測り、抗生物質で治療します。近年では、肺炎を予防するワクチンも普及しつつあります。
パキスタン南部の村で、汚れた水を飲んで下痢になってしまった3歳のシマ。下痢という、先進国ではまず死に結びつくことのない理由で、毎日1,500人以上の幼い子どもたちが命を落としています。
ORSで
脱水症を改善
大人より体内の水分率が高い乳幼児は、下痢により身体の水分が失われると、短時間でひん死に陥ってしまいます。ただちにORS(経口補水塩)で水分を補給する必要があります。
生後10ヵ月のダリヤが、マラウイの診療所でマラリアの治療を受けています。何時間も続いた高熱のため意識が薄れ、泣く力も失って生死をさまよっています。今も1分に1人、幼い命がマラリアにより失われています。
すべての家庭に
蚊帳を
マラリアは、発症後24時間以内に抗マラリア薬をのませて回復をはかります。また、マラリア蚊を撃退する殺虫処理済みの蚊帳を配付して、感染を防ぎます。
エチオピアでは…
生後2ヶ月のモーゲスは、ここ数日咳が止まらず、胸からは時おり苦しそうな音も聞こえます。母親は意を決してわが子を背負い、ノースショア県にある診療所に向かいました。診断の結果は恐れていた肺炎でしたが、発見が早かったため、抗生物質で治療を開始することができました。肺炎は、この国の幼児の死因の2割近くを占める深刻な問題です。ユニセフと政府は、特に抵抗力の弱い赤ちゃんを対象とした治療・予防対策を急ピッチで進めています。
パキスタンでは…
パキスタン北部にある保健センターで、地元の女性たちがユニセフの保健研修を受けています。6週間にわたる研修で学ぶのは、病気やけがの治し方、ワクチンや薬の投与法、新生児ケアなど、地域の子どもを守る上で欠かせないことばかり。研修後は1人当たり100世帯を担当し、家々を訪問しながら、手洗いや蚊帳の張り方など病気を予防する習慣も広めていきます。
ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム
特定公益増進法人である日本ユニセフ協会への寄付金は、寄付額の約40%が所得税額から控除できるほか、一部自治体の住民税、相続税、法人税の控除対象となります。 >>