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アフリカ・ガーナのトタン屋根の診療所に、幼い子どもを抱いた母親たちの長い列ができています。予防接種を待つ母親の一人、エマの脳裏によみがえるのは、2年前に肺炎で亡くなった息子、イサクの姿です。生後半年の小さな身体で、高熱にうなされながら息をひきとったイサク。ワクチンがあれば失われずにすんだ、かけがえのない命でした。
肺炎は現在もガーナの乳幼児の主な死因ですが、今年から肺炎の予防接種が始まったと知らされて、エマはすぐに子どもたちを診療所に連れてきました。
「わが子を失うつらい思いは、もう二度としたくありません。」
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はしか、破傷風、肺炎、下痢性疾患など、先進国なら簡単に予防できる病気で命を奪われてしまう開発途上国の子どもたち。
アフリカでは4人に1人の乳児がはしかの予防接種を受けていません。はしかは、罹患した子どもの5%が死亡し、生き延びても重篤な障害をもたらすことの多い危険な病気です。
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- ワクチンの調達
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ユニセフは世界最大のワクチン供給者として、100カ国以上の子どもたちのために、数十種類におよぶワクチンを調達しています。近年では、複数の病気を一度に予防できる各種混合ワクチンや、世界の乳幼児の最大死因である肺炎のワクチン（肺炎球菌ワクチン）の使用も広がり、「ワクチンで守れる命」が日々増大しています。
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- 保健員の育成
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地域の人に予防接種の大切さやスケジュールをお知らせする、大事な役割を担う保健員を育成します。
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- 遠隔地まで届ける
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熱に弱いワクチンは保冷箱に入れて運びます。灼熱の砂漠や険しい山道、災害被災地や危険を伴う紛争地など、どんな場所でもワクチンを届けます。
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ユニセフ（国際連合児童基金）は、世界の子どもたちのために活動する国連機関です。
ユニセフの活動はすべて民間からの寄付と各国政府からの任意の拠出金で支えられています。
公益財団法人日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部との協定に基づき、世界36の先進国・地域において民間組織で唯一ユニセフを代表する国内委員会として、
民間からのユニセフ募金の窓口となっています。
左上から©UNICEF ⁄ NYHQ2005-2138 ⁄ Pirozzi、©UNICEF ⁄ NYHQ2007-0939 ⁄ Asselin、©UNICEF ⁄ NYHQ2010-1454 ⁄ Nesbitt、©UNICEF ⁄ NYHQ2011-2537 ⁄ Zaidi、
©UNICEF ⁄ NYHQ2011-2459 ⁄ Sokol、©UNICEF ⁄ NYHQ2008-1508 ⁄ Holts、©UNICEF ⁄ NYHQ2006-2765 ⁄ Brioni、©UNICEF ⁄ NYHQ2005-2337 ⁄ Mun、
©UNICEF ⁄ NYHQ2006-2878 ⁄ Pudlowski、©UNICEF ⁄ NYHQ2011-1787 ⁄ Pirozzi
