2歳の女の子リーンは、戦闘が激しくなったガザ地区南部から、家族とともに避難しました。避難先の町では食べ物が手に入らず、わずかな缶詰を分け合って命をつないできましたが、リーンの身体は日に日にやせていき、ついに歩くことさえできなくなりました。栄養失調で筋肉が落ち、命が危険な状態です。
避難民キャンプに来てから家族の食事は1日1食、イモだけという日もありました。母親は子どもたちに食べさせることを優先したため、母乳が出なくなりました。頼りの母乳を失ったモナは、たちまち衰弱して重度の急性栄養不良に陥ってしまいました。
急性栄養不良の子どもは
差し迫った死の危険に直面し、
緊急の治療ケアを
要します。
リーン、モナは、数週間にわたる
ユニセフの栄養治療を受けることができ
今では生きる力を取り戻しています。
※世界59の国と地域で約2億8,200万人が緊急援助を
必要とする急性食料不安の状態(2023年データ)
ウクライナやガザ、スーダンなどで次々に勃発した紛争や、世界各地で激化する自然災害の余波を受け、
もともと貧しい暮らしを強いられていた多くの子どもたちが、日々の食事さえとれない状況に追い込まれています。
治安が悪化するスーダンやソマリアでは、家を失った何百万人もの家族が栄養支援を必要としています。
食べ物を探すガザの子どもたち。2023年10月の紛争激化以来、子どもたちの間で飢餓が蔓延しています。
栄養不良に陥ったパキスタンの赤ちゃん。洪水被害に加え、他国の紛争の影響で食料不安が高まっています。
特に「飢饉」と呼ばれる最も過酷な食料不安にさらされる人口は、わずか1年間で2倍に急増。
抵抗力の弱い幼い子どもたちが、飢えや飢えからくる病気によって命を落としている現状を、
今すぐ変えなくてはなりません。
世界のさまざまな地域で次々と緊急事態が発生し、
その影響が食料不安となって子どもたちに襲いかかる今日。
たとえば
NIGER
ニジェール
2023年7月、軍事クーデターによりニジェール国境が封鎖された際、ユニセフとパートナーは、備蓄していた栄養治療食を急きょ空路で輸送しました。
ニジェール国内で重度急性栄養不良の治療を必要としていた1万3,000人以上の子どもたちに、命を支える治療を提供し続けることができました。
ひん発する危機に備えて物資を事前配置するなど、被害の拡大を防ぎます。
突発的な災害などが起きた際にも72時間以内に、飢えにさらされる子どもへ支援物資を届けます。
国際社会からの注目度が低く、支援が集まりにくい国や地域にも、ユニセフの支援を頼りにしている子どもたちに公平に支援を届けます。
ご自身でお決めいただいた一定額を
毎月継続的にご協力いただく募金
プログラムが
「ユニセフ・
マンスリーサポート・プログラム」です。
安定したご協力により、ユニセフは、世界のどこで紛争や災害が発生しても迅速に駆けつけ、
飢えにさらされている子どもたちを救うことができます。
また、子どもたちがふだんから栄養不良にならないよう、
安全な水の供給やトイレの整備、感染症の予防など、
ユニセフが行なう幅広く継続的な活動全体を力強く支えていただけるため、
子どもたちの生活環境全体を危機に強いものへと改善していくことが可能です。
最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、150以上の国と地域で行われているユニセフの活動を継続的に支えることができます。
ウクライナ危機やトルコ・シリア地震をはじめ、世界で緊急事態が発生した時の初動の資金に充てられるため、ユニセフが迅速に活動を開始することができます。
使途や地域を限定することなくニーズに応じてさまざまなプログラムに活用させていただくご寄付のため、厳しい状況にありながら、世界の注目を浴びることのない国々の子どもたちへの支援を可能にします。
安定した活動資金となるため、教育や環境問題に対する取り組みや政策提言など、ユニセフが中長期的な活動に取り組みやすくなります。
子どもたちが貧困のなかで暮らす可能性は、おとなの2倍もあります。貧困の連鎖を断ち切り、子どもたちが希望ある未来を叶えるためには、継続的なご協力が必要です。
今なら、「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」に
WEBからお申込みの方(ご希望者のみ)に
ユニセフ・エコバッグを進呈中です。
サポーターの輪を広げるためにご活用ください。
他のユニセフ特製アイテムをお選びいただくこともできます。
ユニセフ・エコバッグ
[サイズ]
バッグ:約縦35cm×横51cm
[素材]
本体:ポリエステル(再生ポリエステル使用)
ゴムバンド:ポリエステル
小さくたたみ、バッグ内側のゴムバンドで留めていただけます。
バッグ内側には、スマートフォン等も入れられる内ポケット付きです。
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」のお申込み特典は、
エコバッグ、ボディバッグ、ステーショナリーセットのいずれか一つをお選びいただけます。
[サイズ]
バッグ:約縦29cm×横32cm×マチ14cm
[素材]
表地:ナイロン、裏地:ポリエステル
ショルダーテープ:ポリプロピレン
・マルチケース サイズ:縦25cm×横18 cm/素材:PVC 製
・ペーパーホチキスノート サイズ: 縦21cm× 横14.8cm(A5)/ 中紙32P(5mm 方眼)エコ上質紙
・付せん 2種×各15枚 ・ボールペン全長13.7cm/芯色:黒
栄養不良の子どもをはじめ、
ユニセフの支援を待つ
世界中の子どもたちのためにー
1年間で、すぐに食べられるペースト状の栄養治療食410袋、あるいは、身体の免疫力を高めるビタミンA 8,000人分に変わります。
1年間で、安全な飲み水を確保するための浄水剤47,306錠、あるいは、数世帯分の簡易シェルターになる防水シート18枚に変わります。
1年間で、3つの病気を防ぐ予防接種用ワクチン1,776回分、あるいは、地域保健員が使用する救急医薬品キット11組に変わります。
1年間で、どこでも授業が開ける教材セット2クラス(80人)分、あるいは、読み書き・算数を教える教員の養成費7人分に変わります。
※ご寄付の金額は任意です。
※輸送や配布のための費用は含まれません。
※2024年8月現在の価格。
※1米ドル=140円で計算。
ユニセフ(国際連合児童基金)とユニセフ協会(国内委員会)は、約190の国と地域で、子どもたちの命と健康、権利を守るために活動しています。
活動資金はすべて、個人、企業、法人・団体の皆さまからの民間募金、各国政府からの任意の拠出金に支えられています。
民間募金は32の国と地域にあるユニセフ協会等からユニセフ本部に送られます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、子どもたちのための活動を行っています。
国内で発行されたカードをご利用いただけます。(一部のプリペイドカード、デビットカードは除く)
はい、当協会の収支報告および監査報告書を公開しています。当協会のユニセフ本部への拠出額と拠出率は、毎年、世界32のユニセフ協会(国内委員会)の中でトップレベルを維持しています。
詳しくは >
※1
新公益法人会計基準に則り、公益目的事業会計に配賦されている、事務運営費(正味財産増減計算書の光熱水費、火災保険料、施設管理料、建物減価償却費、什器備品など減価償却費)及び人件費(給料・報酬、福利厚生費、退職給付費用、賞与引当金繰入額)。
※2
2023年のユニセフ本部への拠出金26,600,000,000円は、公益目的事業会計の経常費用計30,770,114,450円の86.4%、ユニセフ募金30,675,892,252円の86.7%にあたります。
※3
ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動。
なお、全てのユニセフの親善大使は無償でユニセフの活動を応援してくださっており、報酬はお支払いしておりません。
当協会への寄付金は、「税額控除」と「所得控除」のどちらか有利な方式を選択できます。一般的には「税額控除」を選択するほうが、控除額が大きくなります。
例えば、税額控除を選択された場合、毎月3,000円のご協力で、年間最大13,600円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。
★ A(税額控除)かB(所得控除)のどちらか有利な方を選択し、所得税の控除をうけられます。どちらも確定申告が必要です。
★ ユニセフ募金は一部自治体の個人住民税、相続税についても優遇措置の対象となります。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。