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国土の5分の1が浸水し、2,000万人以上が被災したパキスタンの洪水被害。洪水の水は、ほとんどの地域で引き始めていますが、被災地には、想像を絶するような状況が広がっています。パキスタン全域で避難生活を余儀なくされていた少なくとも1,000万の人々か、元住んでいた場所に戻り、崩壊した生活を再び立て直すべく奮闘しています。 パンジャブ州南部、ムザッファルガル地域のノオンワラ村に暮らすファルザナ・ファヤズさんもそのひとり。4人の子どもを持つファヤズさんは、8月上旬洪水に襲われ、自宅から避難を余儀なくされました。10月まで、この地域の水位は10フィート(約3メートル)ありました。それから3ヵ月。ファヤズさん一家は村に戻りましたが、新たな困難に直面しています。 「今、最も心配なのは、間近に迫る冬のことです。」「村に戻っても、自宅や畑は全て流されて無くなっていました。まず住む場所が必要です。家を建て直すためのレンガも手作りしています。建築資材はとても高くなっていますから。それに夜はとても寒くなりますし、4人の子どもたちのことが心配です。防寒着も食べ物もありません。風を遮るものも、寝る場所もないんです。とにかく、子どもたちの食べ物と、子どもたちが暖かく過ごせる場所が欲しいのです。」ファヤズさんはこのように話しました。 住む場所のない人々
洪水被害の最も激しかった農村部に戻った貧しい家庭の人々や子どもたちにとって、危機的な状況はまだ始まったばかりです。家畜や作物のみならず、ほとんどの所持品を失い、子どもたちが暖かい場所で過ごせるような場所を確保することさえ以前より難しくなっています。 いまだに避難生活を余儀なくされている人々のニーズに応え、間近に迫っている厳しい冬に備えるべく支援を行うことが、ユニセフの最優先課題となっています。 「緊急事態が終わったと言うことはできません。」ユニセフ・ムルタン事務所のジャン・シギスムンド緊急援助調整官はこう指摘します。「状況は変わっていますが、人々には住む場所もなく、子どもたちは学校に通っていません。適切なトイレもありません。これはまぎれもなく緊急事態です。」 切実に求められている支援
パキスタン北西部での緊急事態は、被災者と人道支援団体に新たな困難を与えています。また、シンド州南部では、いまだに浸水している地域があり、緊急支援活動が続けられています。 大規模な人道支援活動が、少なくとも今後6ヵ月間は継続される必要があるものと見られています。厳しい冬が急速に近づいている北部では、被災地が再び孤立する可能性も高くなっています。厳しい冬に備えるための追加の支援物資が求められています。 また、冬の寒さは、急性呼吸器感染症の患者数を急増させ、既に高い数値を示している栄養不良率もさらに悪化することが懸念されています。 ユニセフの活動洪水発生直後から、ユニセフは、毎日280万人という前例のないほど多くの人々に清潔な飲料水を提供。150万人以上の人々のための衛生施設を設置しました。また、世界保健機関(WHO)やパキスタン政府と協力して、900万人以上の子どもたちを対象に、はしかとポリオの予防接種も実施している他、30万人近くの妊婦や赤ちゃんを持つ母親と栄養不良の子どもたちにも、栄養補給剤を配布しました また、臨時学習センターを設置し、10万6,500人の子どもたちが仮設教室での勉強を再開しています。「洪水で私たちの学校はめちゃくちゃになっちゃった。それからこの村に、テントの学校ができたのよ。」ズバイア・アイマンちゃん(6歳)は話します。「テントの学校で勉強するのが大好き。お姉さんやお兄さんも学校に通っているけど、とても楽しいって言っているよ。」 その他にも、ユニセフは、被災後(に社会秩序の崩壊などから発生が予想される)、虐待や放置、搾取などの脅威から女性と子どもたちを守るため、10万4,400人が利用できる「子どもに優しい空間」を設置しています。 洪水被害に見舞われたパキスタンの最も弱い立場の子どもと女性に手を差し伸べ、緊急支援活動を継続するための追加資金が、早急に必要とされています。 ************** ◇ 募金のお願い ◇ 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、自然災害により困難な状況にある人々に対してユニセフが行う緊急援助を支援する 『自然災害緊急募金』 の受付を行っています。
なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。 |